カンボジアアンコールワット

【旅行記】カンボジア女ひとり旅①

ずっと行きたいと思っていた、カンボジア。お目当てはもちろん、美しい世界遺産、「アンコールワット」!初めて一人で行った海外旅行だったので、非常に思い出深い旅となりました。

出発当日。未知なる国への高揚感にドキドキしながら搭乗手続きを進め、飛行機に乗り込みました。航空会社は、中国東方航空。初めてこの航空会社の飛行機に乗りましたが悪くなかったです。(私は安く無事に目的地にたどり着ければ何でもいいタイプなので・・乗務員の態度とか機内食の美味しさとかは、あまり重視していません。笑)

当時、日本とシェムリアップ(アンコールワットがあるカンボジアの都市)の直行便はなかったため、まずは成田空港から上海の浦東国際空港まで行き、乗り継いでシェムリアップに向かいました。
約3時間20分のフライトを経て、上海の浦東国際空港に無事到着。降り立ってびっくり。浦東国際空港、めちゃでかいんです。

(大きな浦東国際空港、果てが見えねぇ・・・。)

乗り換えまで2時間弱あったので、スタバでカフェラテを買って、ホッと一息。中国の通貨(人民元)を用いて、英語でお買い物。日本では呼吸をするように買い物をしていますが、海外の通貨や言葉を使ってするソレは、ものすごい達成感!童心に返った気持ちになります。

優雅にカフェラテを飲み、のんびりしていると、隣の席に、同じく旅行者風のおじいさんが座ってきました。そのおじいさんも日本人旅行者で、しばし歓談。なんとそのおじいさんは80歳で、これから一人でチベットに登山に行くとのこと。『還暦を迎えた60歳の時、勇気を出して初めて一人で海外旅行に行って、それから20年かけて、30カ国、一人で旅をしてきたんだよ。これからも体が動く限りは色々な所に行って、沢山の景色を見るつもりだよ。』と、そのおじいさんは言っていました。す、すごすぎる。。「何かを始めるのに遅すぎることはないんだなぁ・・。」と、おじいさんの話を聞いて心底思いました。私もこれからの人生、何歳であっても興味のあることにはどんどんチャレンジしていこう。

それから、おじいさんとお別れし、シェムリアップ行き飛行機の搭乗口に向かいました。しかし、搭乗口付近で待っていたものの、出発予定時刻の5分前になっても搭乗手続きが始まらない・・。・・・なんで?こちとら、定刻出発当たり前の生粋の日本人。焦りまくりでした。(※この時はまだ経験不足なので知りませんでしたが、国際線の遅延は日常茶飯事・・。)

出発時刻を大幅に過ぎても搭乗手続きが始まらず、ドキドキしながら待っていると、「前便の到着遅延により出発が大幅に遅れる予定です。」とアナウンスが。しょうがないので、持ってきたミステリー本(東野圭吾)を読んで、時間をつぶすことに。

海外一人旅に行くとき、私は必ず本を何冊か持っていきます。(もしくはkindleに何冊か読みたいものをダウンロード。)
飛行機の待ち時間や、夜寝る前など時間が空くことが多いので良い暇つぶしになります。海外で日本語の本を読んでいると、「それ何語?」と、海外の人に話しかけられたりすることもしばしば。会話の種になって、非常に楽しいです。

本を読みながら、待つ。ひたすら、待つ・・・・。
出発予定時刻から2時間経った頃、ようやく搭乗手続きが始まり、30分後、目的のシェムリアップに向けて飛行機は無事浦東国際空港を出発しました。

(搭乗開始時の様子。・・・待ちくたびれたぞ、おい!)

上海からシェムリアップまでは、約4時間30分。シェムリアップに到着した時は、真夜中0時でした。シェムリアップ国際空港も、上の写真のような感じで地面に直に降りるスタイル。意気揚々と、カンボジアの土地を踏む!!・・・も、あたりはもちろん真っ暗。何にも見えやしねぇ。
だけど飛行機を降りた瞬間、ヌルッとした多湿の生暖かい空気が身体にまとわりつきます。さっきまでいた涼しい上海とは明らかに違う。
・・私ついにカンボジアに来たんだ!!
異国の風に吹かれながら、興奮と達成感で、感無量でした。

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