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#042 夏祭りに出店1 - 仲間集め編

会社員をしながらマーケティングの実験を始めて1年ほどたち、対面販売もぜひやってみたいと考えていました。
商いの基本であり、即座にフィードバックがもらえる対面販売。

昨年の挑戦の一つとして、お祭りに屋台を出しました。
結果は大成功。少々の反省とともに今日から3話ほどかけて紹介したいと思います。


憧れのレモネードスタンド

屋台をやるにあたってはお手本がありました。アメリカでは子供たちが基金集めにレモネードスタンドをすると何かの本で読みました。

しかしながら、北米に住んでいた時はついぞ出会うことはありませんでした。夏休みに時々、小さなショッピングモールの駐車場で高校生がカーウォッシュとジンジャークッキーを売っていましたが子供がやるレモネードスタンドは憧れのままでした。

日本に帰って7年ほどたち、子供たちも13歳と10歳になったので一緒にお店がやれたら楽しいだろうなあと漠然と考えていました。
私の勉強になり、子供らに商売の楽しさを体験させ、お金の勉強が自然にできる。しかもめっちゃ楽しい。一石四鳥のおいしさ。
ところが、コロナ禍で3年ほどお祭りがなく、昨年もあきらめかけていました。

そんなさなか、私の住んでいるところ近くの桃花台ニュータウンで6月ごろに急遽、夏祭りを行うことになり、出店の募集が!

中学生店長 メニューを決める

このチャンス、逃してなるかと私と長男の通う空手道場の中学生を誘って、応募しました。桃花台ニュータウンに住んでいる空手道場のおじさん仲間と一緒に数人中学生を集めて出店を決めました。

そのなかで、ちょうど足を怪我して稽古のできない中学生R君(ウチの長男と同年)がメチャクチャやる気だったので店長に任命、メニューもすべて任せました。

彼は優秀で、お祭りの露店で出せるメニューを調べて「たません」を選びました。かなりいい選択です。材料費が安く、作りやすく、絶対美味しくなる。

私からはレモネード、コーヒーを提案しましたがオペレーションの煩雑さから却下としました。(←これは大成功)

メニュー試食&作戦会議

その店長R君のご両親も商売をされていて、今回のプロジェクトにすごく協力的で自宅でみんなの作戦会議を催してくれました。そこで「たません」の試食といくつかのクリエイティブなメニューが開発されました。

"たません”
大き目のえびせんべいに目玉焼きを挟んでお好み焼きソースで味付け。
愛知県ではよく見る屋台の名物料理。カンタンで美味しい。
しかも冷凍たこ焼きを挟んで”たこせん”へ進化もできる。

”チョコバナナクリームせんべい”
 大判の海老せんべいにバナナ半分と生クリーム、チョコソースを挟んだものです。一見美味しくなさそうですが、意外としょっぱ甘くていけます。(ただ、海老せんべいの香りとバナナは個人的にいいコンビとは思いませんでした) 

”クリチはちみつせんべい”
 おなじくせんべいにクリームチーズとはちみつです。これは意外と美味しい。クリームチーズはちみつピザと同じ感覚でいけるやつ。

”クリチ-キムチせんべい”
 こいつは実は美味い。ただ、メニューを見て買う人は少ないだろうと思いました。

上記はメニューに採用。売れても売れなくても、失敗も経験だということで。オペレーションが煩雑になることはわかっていましたがこれも経験。
その代わり、コーヒーとレモネードは却下しました。

飲み物としてはペットボトル飲料と瓶コーラを冷やして売ろうとなりました。瓶コーラは私の提案。ほかの屋台は面倒なのでやらないだろうとのことで差別化アイテムとして。

そして、スペシャルゲストとして懇意にしている燻製バルのマスターに来てもらい、1品出してもらいました。プロの仕事を勉強することが我々には刺激になると感じたからです。彼は「冷やしきゅうり」を出すことになりました。(後にこれが予想外の結果になりました。)

メニューが決まり、あとは準備を進めます。

保健所への申請 臨時営業

食事を出すことになるので保健所に許可を取る必要がありました。コーヒー販売を始める際に私が食品衛生責任者の資格を取得していたためあとは保健所に必要事項を届け出て、検便を済ませるだけ。

保健所に行って相談すると丁寧に教えてくれます。
私が必要な営業許可は「臨時営業」か「露店」。かかる費用は同じでも有効期限が大きく異なります。
・臨時営業 メニューは何種類でも出せるがこのお祭り期間だけ
・露店 1品目しか出せないが5年間有効

調理するものとしてはきゅうりとたませんの2種なので今回は臨時営業としました。次回はどうするか要検討ですね。露店の免許を複数取得してもありかと思いました。

メンバー追加

はじめての出店なのでちょっと多めに大人を参加させようと考え、桃花台に住む同僚Tさんとその中学生の娘も誘いました。

これでメンバーが決まりました。
大人は自動車関連の生産技術者3名、IT技術者1名、飲食店オーナー料理人1名、中学生男子2名、中学生女子2名、小学生1名の計10名。

当日の人員に余裕を持たせて、予想外の事態に備えるべく万全の陣容になりました。

今回はここまでです。
次回は実際の買い出しについて。いよいよ楽しくなってきました。

では、おやすみなさい。
ばいちゃ!

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