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#044 自宅購入の話1

#036の記事でみかんが採れる話をしました。今回はその家を購入するときの話です。

https://note.com/sunsetorange1979/n/nd52cd5d9f833

私の同僚は数千万円の借金をして、土地と注文住宅を取得する人が多いです。お金に対して無頓着なため、あまり考えずに住宅メーカーの言いなりに過大な借金を背負って人生の選択肢を減らしているように思えます。住宅の資産性も含めて自分の考えを記しておきます。数本の記事になりそうな予感です。


住宅購入に関する考え方

地面に縛られて身軽に動けなくなる気がして住宅を持つことに心理的抵抗があったのですが、6年ほど前にマイホームを購入しました。理由は妻の強い希望で断ることができなかったためです。

新築は買った瞬間から価値が2割程落ちることにな
るので、妻にも譲歩もしてもらい中古住宅を購入することで合意しました。子供が中学を出れば学校区は変わっても構わないと考えて、仮住まいとして11年住むことを前提に中古住宅を探しはじめました。

家探しを開始

中古住宅を購入すると決まってから、物件をネットで検索。そして近所に空き家が無いかを自転車でウロウロと探し回りました。

そんな中で出会ったのがエスクローおじさんのブログ 名古屋の住宅相談センター代表の吉田貴彦さんのブログでした。

中古住宅を第三者として検査した様子が載っており、たくさんの不具合事例やら建築や不動産業界の空気感が伝わってきます。

そして特に印象的だったのは
その会社は相談者から頂く相談料だけで生計を立てているということ。
 無料相談と言いながら、実際はリフォームの営業だったり、リフォーム会社を紹介してその見返りに業者から報酬をもらうとか、保険を紹介して保険会社からお金をもらうという業者が多い中で相談者からのフィーだけでやっているので構造的に100%相談者の味方になってくれます。(利益相反になっていない!)

そんな事情で住宅購入のコンサルをこの人に頼みたい!そんな思いをどこかに持っていました。

物件見つかる

半年ぐらい物件をネットで探し続け、近隣の不動産屋にもアプローチし始めた頃に、同じ小学校区に83坪の土地が売りに出ていました。
ネット上の仲介不動産会社と連絡を取り、現地の商材情報を確認すると、当時住んでいた家のすごく近所で知っているところでした。土地として出品されていましたが古い家が建っており「古家あり」とのこと。

しかも、自転車でウロウロしていた時に「この家いいな」と見たことあるおうちでした。おばあさんが犬を連れて庭から挨拶してくれたことを覚えています。

場所を確認してからすぐに見に行きました。当時の家から300mほど。2台入る広めのカーポートでタイルや外壁がパステルカラーの可愛い感じの古い家だけど何かおしゃれ感があるお家でした。

物件候補が見つかったのでとうとう、”エスクローおじさん”にお願いする手番がやってきました。ブログを読んで勝手に知っていた人にとうとう会いに行くことになり、なんだか緊張したことを覚えています。

エスクローおじさん

住宅相談センターにアポを取って、最初に無料相談であらかじめ整理しておいた依頼内容を伝えたところ「建物購入安心パック」をですべて網羅できることがわかったため、早速そのコースで契約。約20万円で以下の内容。(中身をブログで知っていましたのでお値打ちだとお感じました。)

・リフォームや契約締結までの流れや内容の相談(何回でもOK)
・地質検査データベースの提供
・資金計画(キャッシュフロー計算書)
・物件の評価やアドバイス
・中古住宅診断
・住宅ローン紹介
・売買契約書等の確認

中古住宅のインスペクションと売買契約書の確認をしてくれるだけで十分な価値だと考えたので申し込んだのですが、想像の上をいく内容でした。いくつか気づいた点をピックアップして書いてみます。

驚いた点1 キャッシュフロー計算

最初の面談で一生のキャッシュフローを計算して見える化。人生のどこかで現金が足りなくなることが無いかをチェックしました。住宅メーカーに相談すれば、当然家を建てるための予算を大きくするインセンティブが働きます。つまり「いくらまで借りらるか」という提案になりますが、この会社で整理してくれたのは私が望む生活の中で「いくらなら無理なく返せるか」でした。そうすれば自然とどれくらいの価格の家を買ってもよいかが算出できます。逆算ですね。

保険会社でも同じようにキャッシュフロー計算をしてくれますが、こちらは不安を煽って商品を買わせるためのものなので、中立とは言い難く似て非なるものが出てきます。

驚いた点2 スピード感

中古住宅や土地の売買はスピード感が求められるものでしたが、私にはその経験がなく物件候補が見つかってからもノンビリでいいやと思っていました。しかしながら、吉田さんは住宅メーカのみならず不動産仲介の経験もある方なので急いだほうが良いとアドバイスいただき、数日後には物件内覧に同席して中古住宅診断をしてもらいました。内覧に行くと私は2番目。何人か買い付けたい方がいたようなので急いで正解でした。中古住宅購入にはスピードが必要です。

驚いた点3 住宅診断

中古住宅診断(インスペクション)のため、2時間ほど必要とのことで内覧に2時間ほど時間を取ってほしいと先方にお願いしました。
最初は「2時間も中を見るっていったいどういうことなのか」と思いましたが、かなり入念に家全体をチェックしていたので納得。
私では思いもつかないところまで見てくれていたのでプロの培ったノウハウが凝縮された2時間だったと感じました。

住宅購入は難しい

住宅購入は普通の人は一生に1回か2回くらいでしょう。しかも、大きな金額になるのでうまく行かないとかなり大きな損をしてしまいます。
信頼できるコンサルを雇うことは大きなアドバンテージだと思いました。

今回はエスクローおじさんの紹介がメインとなりました。
住宅相談センター吉田さんのブログリンクを貼っておきます。愛知県の方にはオススメ。

長くなるので内覧の様子や住宅診断については別記事にします。

住宅相談センターのブログ
↓↓↓

https://housing-consultation-center.com/blog/author/hcc-yoshida/


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