これからのシミ治療
最近、クライアントの先生方からのお悩みとしてよくお伺いするのがレーザー機器のメンテナンスです。
C社やS社などが古いタイプのレーザー機器に関して、部品交換ができなくなるのでピコレーザーなどの新しい高額機器を購入してくれないか?と言ってくることがあるようです。
一方、最近、シミ治療に関しては先生方からメディカルコスメ(成分はともかくとして・・・)でもレーザーと同等クラスの効果が出せるようになってきた。
わざわざ看護師を雇ってレーザーの施術を売るより、メディカルコスメを売った方が楽だから、レーザー機器の購入をどうしよう?と悩んでいる先生もいらっしゃいます。
売上でみた場合でも、私のお客様のクリニックでは、メディカルコスメでレーザーと同じぐらいの売上を上げていらっしゃるところも出てきています。
この流れをレーザーメーカーが知っているかどうかは知りませんが、先生方はこの流れをどう受け止めれば良いでしょうか?
クリニック全体で考えた場合、最近、自費を導入したいというクリニック(他診療科も含め)が増えてきていますが、メディカルコスメの参入障壁は極めて低いと思います。
もし、メディカルコスメのことを知ったら、取り扱いを始めるクリニックが増えていく可能性があるでしょう。
そうなったとき、メディカルコスメは商品で差別化することができませんので、患者の奪い合いが起こります。
レーザーは同じ機械を使っていても施術をする人によって効果に差を出すことができます。
将来、シミ治療に関しては、
①ピコレーザーなどのレーザー機器、メディカルコスメで診療圏内のクリニックを全て包み込んで1番になる。あるいは目指すクリニック
②ピコレーザーなどのレーザー治療を極めるクリニック
③参入障壁の低い、メディカルコスメを販売するクリニック
ぐらいの3タイプに分かれていくと思いますが、
将来、先生のクリニックが診療圏内でシミ治療に関してどのようなポジションを築いて勝ち抜いていくか?
よくよく考えていかなければならないと思います。
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