5/10 羽田盃

まずは全日本2歳優駿から羽田盃出走馬たちの走りを簡単に見ておく。

全日本2歳優駿

ヒーローコールは出負け、終始インでえげつない負荷がかかりながら最後まで伸びて4着はまあ何度見ても強いレース。

オーマイグッネスは力負けのような形で見せ場なし。

ひばり特別

ミックファイアは逃げてとはいえ走るフォームから見ると追って更にしっかりと伸びそうな雰囲気を持ついい馬。能力はクラシック級と証明したかなと。

サベージは4コーナーでえぐい膨れ方をして立て直してから伸びて2着。荒削りながらとんでもなあ能力を…というのを示した一戦。

白鳥特別

タイガーチャージは長く平均的な脚を使って押し切り。距離は延びて良さそうな印象が強かった。

ここのサベージは向こう正面で引っかかり、コーナーで減速というハチャメチャレースで2着。ある意味のインパクト。

ニューイヤーカップ

ポリゴンウェイヴがとにかく遊び遊び走って勝てたレース。強かったのは強かったが…。

サムタイムアゴーは力不足だった。

雲取賞

ヒーローコールの横綱相撲での押し切りはとても強かったの一語。追ったらどこまでも脚を使えそうな雰囲気を見せられたし、これが次に繋がっているというのはあとで。

タイガーチャージは速い脚が使えず。決め手に課題が残る内容。

クラシックトライアル

プルマリンジェールは少しタフな流れで今までの経験が生きた脚の使い方ではあった。力をこの馬なりにはつけているといえる。

ドラゲンもなかなかの切れ味を見せていた。37.2で上がれたのは評価できる内容ではあった。

ここのサベージも大出遅れ→道中進んでいかない→直線だけで36.3の上がりを使って4着とまた負けて強い内容。ひばり特別より真面目に走れていたことは言える。

京浜盃 

ついにサベージがサベージなりにうまいレースの形となった。4コーナーからのハミの取り方、直線の伸びは超強烈。36.8の上がりが示す通りの勝ち方。すべてに優秀な勝ち方。レース自体は一回ごとにうまくなっているし覚えてきているのは間違いない。

トノパーは完璧な競馬をしたが…。軽い馬場が合うタイプと改めて印象付けたレースではあった。

オピニオンリーダーは最後の50メートルの伸びがよかった。距離はもっと延びて良さそうな印象も。

リベイクフルシティは反応良く伸びたが最後は止まり気味。距離はこれでギリギリの印象。

タイガーチャージはここも競馬はうまいも切れはなかった。

サグアロは逃げたのが結果裏目かなあと思わせる競馬ではあった。時計は詰めていたが本質はパサパサの砂がいいのかもしれないというのを改めて感じさせた。

ポリゴンウェイヴはきれいな競馬をしちゃだめと示したレース。

伏竜ステークス

ここのヒーローコールは出負け、3コーナーからガンガン吹かせて外ぶん回しからの最後はよく伸びてミトノオーの3着。これめちゃくちゃにすごい強い競馬。衝撃を受けたレースではあった。

クラウンカップ

ついにポリゴンウェイヴがらしい競馬をした。山口達弥とも多分これなら手が合うといった印象。遊ばせないためにどうするか本番もわかったであろう。

ここまで見ていくととにかくワクワクが止まらないレースである。予想しがいもある。

山口達弥が何が何でも行かせてポリゴンウェイヴがハナ。ゲート五分ならヒーローコール番手という見立て。トノパーも前へ。小久保智勢が前をかためるところから始まりそう。締まったペースになる認識。ミックファイアもしっかりテンからいい追走はできそう。

最後はほんとの力比べになるはず。

時計はものすごい速く追走力を要する馬場になりそう。勝ち時計が1分50秒台まで見える。

追い切りはまあ皆さすがにここに向けてすごい仕上げだなあという印象。上積みが大きそうなのはオピニオンリーダー、サグアロ、サベージといった辺りか。

これを踏まえた上で…

◎ヒーローコール
○サベージ 
▲ミックファイア
☆コルドゥアン
△トノパー、オピニオンリーダー

ヒーローコールの伏竜ステークスを見たら評価は完全に固まった印象。経験値の積み方もいいし、ペース対応のさせ方もここに向けてめちゃくちゃいい。追い切りは整える程度で万全の仕上がりときたら早めにポリゴンウェイヴを交わして押し切ると見ている。

サベージはもうひとつレースがうまくなりそうな印象がある。あの脚を使ったら。今週の追い切りの3ハロン35秒台はさらなる良化の現れ。こちらも勝ち負けになりそう。

未知の魅力はミックファイア。2歳11月のマイル1.40.7の時計は単純比較はダメでもハイセイコー記念より1秒速い。久しぶりの分がと思ったらこの中間からミッドウェイファーム調整になって更に力をつけてるのではという印象も。御神本訓史さん確保で更に魅力が増した。

ロマン枠でコルドゥアン。プレティオラス産駒が初年度から羽田盃で見れて鞍上本橋孝太さんとかもうねえたまらんのよ。条件は厳しいが大井の外回りの1800メートルなら夢を見たっていいじゃない。競馬の醍醐味だから。

トノパーは揉まれなければ結構脚はここでも使えそうなイメージも。オピニオンリーダーは1800メートルなら更に良さが出そうで慣れも見込めこちらも最終追い切り3ハロン35秒台なら押さえたい。

あ、あと野畑くん、菅原涼太くんが南関クラシック初騎乗にもなるので手綱さばきにも期待しておきたいところではある。

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