6/15 北海優駿

北海優駿

全頭診断を

1番 ニシケンボブ

2歳時はじわじわ力をつけていた印象。園田に冬季は移籍し、笠松のゴールドジュニアを快勝。ただ、園田、姫路のコースでは菊水賞、兵庫ユースカップを含め勝負所がずぶかった。出戻りの北斗盃でもそれが出て2着も、前走は初の古馬相手に4コーナー持ったままの手応えで上がってそのまま伸びて快勝。やはり外回りが合うのを決定づけた。北斗盃でついた1.4秒のベルピットの差もこの条件に変われば詰まるのは間違いない。追切も加速ラップで万全の仕上がりなので、上手く溜まれば逆転近くまでは行く可能性はある。

2番 サンベルベッド

船橋デビューである程度強い相手と戦ってきた経験をもって、門別に転入してきた北斗盃は先行できたものの、最後はいっぱいになって5着。ちょっと力差は感じる内容ではあった。追切には本馬場、坂路と前走以上のいい時計が出ていて上積みは大きいが、この相手では善戦が一杯かと思われる。

3番 オンドリータイザン

園田の下のクラスでも苦戦し、門別に来てからも下のクラスで苦戦。集中力がない走りでまだ力をそもそも出していないのはあるが。ここはきっかけをつかむ場。追切はよかった。

4番 ソルテア

去年は未勝利。今年初勝利を挙げるも、メンバーレベルが高くないオープンでも入着がまだいっぱい。成長途上の現況では。ここは力試しの場。

5番 キングオブザナイル

中央では阪神の1400mで勝ち星を挙げて小久保厩舎へ。転入初戦の船橋の1500mが地力で押し切る快勝。ここで門別と一緒の砂質を経験して結果が出ているのは評価。羽田盃は出遅れが敗因。度外視の内容。東京ダービートライアルはゲートを決めて逃げて最後までナンセイホワイトに食い下がり2着。ナンセイホワイトが東京ダービー3着なので、価値がある。ここに向けてしっかりと時計が出せており、十分な仕上がり。落合玄太起用で勝負気配もある。あとは一戦ごとに馬体重が減ってきているので輸送後の馬体重がカギ。

6番 ズンガリプテルス

2歳時は4戦。最終戦のウィナチャレではニシケンボブとタイム差なしの走りができた。そこから中央移籍。2.3走前は1400mでいい脚が使えており、力をつけた印象も。ただ、馬体重が減っていた。前走の出戻り戦はそこも考慮してか攻め負荷が足りず20キロ増。戻った分もあるが走りは重く2着に。そこからどれくらい上積みがあるかが鍵と思っていたが、この中間の動きは前走と一変。乗り込みも豊富で今週は11.8-11.8の持続ラップをマーク。かなり上積みがある。折り合いも大丈夫で長く脚が使えるので距離は大丈夫。吉原寛人起用もかなりの魅力でベルピットに迫る1番手になれるとみている。

7番 プルタオルネ

昨年は平和賞勝ちが主な実績。ただ、他の一線級相手にはやや分が悪かったのは事実。3歳になり北斗盃ではコーナーで下がり6着。前走の古馬相手のレースでも勝負所の反応が悪かった。門別の新しい砂になじみ切っていない印象も受ける。今週の坂路でラスト1ハロン13.0かかったのも気になる。距離は大丈夫だと思うが、この状態では勝ち負けは難しいとみて有力どころの中では唯一切りたいところ。

8番 キックノアドゥシェ

まだ未勝利。ここは阿岸くんの初重賞挑戦とともに人馬の貴重な経験になればと思う。

9番 ベルピット

去年はサンライズカップでの取りこぼしなどがあったが、JBC2歳優駿の正攻法から一番強い王道の競馬をして2着というところから今年の飛躍を予感させていたが、牡羊座特別の1.47.7、北斗盃の4コーナーを抜群の手応えで上がり最後突き放す圧勝を見ると本当に今は敵なしの状況といえる。全国区でも早く見たい馬であるし、ここに向けてしっかりと坂路で時計が出ており、万全の仕上がり。ここは基本的にはどう勝つか注目でいい。

ということで印は
◎ベルピット
〇ズンガリプテルス
▲ニシケンボブ
△キングオブザナイル


ズンガリプテルスがポイントということでという。

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