宝塚記念

全頭診断を。

アスクビクターモア

菊花賞、ダービーのロンスパからの脚の使い方とセントライト記念、日経賞の走りからまず絶対条件はパンパンの良馬場。天皇賞春は不利もあったが、これも馬場が応えていた部分はある。ここに向けて今年一番の状態といえるウッド3ハロン36秒台が2週連続で出たのは上積みとなる。阪神の2200はいい条件だと思うので自分から動ければチャンスはあるはず。

イクイノックス

有馬記念の衝撃的な上がり方が今でも鮮明に蘇る。ドバイシーマクラシックは逃げて馬なり楽勝もまた衝撃。競馬もどんどんうまくなってきているのにも驚き。栗東での追切もかなりうまくいっており、坂路ではラスト1ハロン11.8が出ているので、CWの動きを含め仕上がりは万全。自分から動いていけばほぼ負けないのではとみている。

カラテ

鳴尾記念は直線完全に前が壁。これは度外視。去年の天皇賞秋、ジャパンカップの内容は決して悪くなかったし、決め手一辺倒の流れにはなりにくい阪神2200のほうが舞台設定としてはやれそうではあるが、勝ち負けとなるまでの差まではこのアドバンテージのみでは難しいかなという印象。

ジェラルディーナ

まずは夏馬のところがあるのが強み。6~9月は3-1-1-1(着外時は鐙が外れてのもの)というところを強調。大阪杯が狭いところから小脚を使って伸びていたのが更に成長を示すものとなった。本格化してきて時計勝負にもしっかりと対応できている。CWの負荷も過去一番で動きもいいので、有馬記念同様イクイノックスを見ながら動ければ次位争いの筆頭となるとみている。

ジオグリフ

久しぶりの芝。皐月賞以降の走りを見るとマイラー寄りにシフトしている印象を受けており、今は2200は長すぎる印象を受ける。まずまず仕上がっているが、絶好調時よりは動きが一息に感じるので厳しい戦いに。

ジャスティンパレス

菊花賞、有馬記念で厳しい形で先行した経験と馬体の成長、それとゲートの出がよくなったことによりいい位置で溜める競馬ができ、阪神大賞典、天皇賞春と連勝。強くなっている。久しぶりに鮫島克駿が乗るがそれも歓迎のはず。追切もよく状態にかげりはないので、イクイノックスの動きに有馬記念よりもどれだけ呼応できるか。もちろん勝ち負けの可能性は高いと思っている。

スルーセブンシーズ

一瞬の切れに脚の持続が追い付いていなかったところがあるが成長したことで、長く脚が使えるようになった。今なら阪神2200はベストの条件に感じられるのだがさすがに一線級相手にどこまでといった印象はある。栗東で中身の濃い追切ができており、その効果があればといったところ。

ダノンザキッド

大阪杯はよく頑張った3着。ただ最近は手応えほど伸びないところがあるのと相変わらずゲートに課題があるので、まず力を出し切れるのか微妙。2200はさすがに長いと思うのでここは厳しいか。

ディープボンド

天皇賞春はよく追い上げて2着。ただ、去年の宝塚記念もそうだが、中距離は追走でしんどいところが正直ある。陣営が溜める競馬を示唆しているが、それはそこまで良さが出ない形。追切はいいのだが、イクイノックスの押し上げにはついていけないと思うので勝ち負けは難しいとみている。

ドゥラエレーデ

ダービーは不運の形。ただホープフルステークスのメンバーレベルなどから見てもこの強い相手では力不足の感じが否めない。追切から落馬のダメージはなさそうだが、勝ち負けは難しい。

ブレークアップ

吉岡厩舎に転厩してきた今年は以前より後ろから運ぶ形でも伸びるようになって栗東坂路の効果で力をさらにつけている印象はある。有馬記念時よりはこのメンバーでもパフォーマンスレベルを上げることは可能。ただ、勝ち負けまではどうか。

プラダリア

現状は追走で苦労している分最後の伸びが利かない現状。まして2200のこのメンバーでは追走で終わりになりそうな感じがする。厳しい。

ボッケリーニ

鳴尾記念が自分から動いてねじ伏せる勝ち方ができたのがよかった。兄のラブリーデイの本格化したときとちょっとダブる感じがあった。追切もさらに動けていた。ジャパンカップは枠が悪すぎたこともあるし、溜めを利かせての追走ができれば、伸びしろで可能性があるのではとみている。

モズベッロ

最近は特に見せ場も作れていないので・・・。追切も上積みが見込めるものではないので厳しい。

ユニコーンライオン

2年前の宝塚記念2着はあるが、足元のこともあり、なかなか軌道に乗れていないのは確か、前走は着以上に強い内容ではあったし、ハナは主張できそうだが、早めに来られて残れるほどの力は今はないとみている。

ヴェラアズール

去年のジャパンカップは非常に鮮やかだったが、スローが向いたフシも。有馬記念で追走力の差がかなり出ていた。ドバイワールドカップを経験してどれだけ変わるかだが、難しいレースになるとみている。

馬場的な感じは内が掘れておりある程度は外。宝塚の流れならより顕著に。イクイノックスの動き出しが鍵を握る。

印は

◎イクイノックス
〇ジェラルディーナ
▲ジャスティンパレス
△アスクビクターモア、ボッケリーニ

イクイノックスのこの仕上がりで良馬場なら逆らう余地がないと思うので素直に本命を打とう。

相手はイクイノックスが前をお掃除すると見ているのでそれに乗じれるのがジェラルディーナと見て対抗に。

ジャスティンパレス、アスクビクターモアはイクイノックスの動き出しにも呼応はしそう。ジャスティンパレスは鮫島克駿の工夫も見どころ。

ボッケリーニの勢いを穴。

基本的にイクイノックス、ジェラルディーナの馬連、ワイドと2頭軸3連複3点。

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