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写真の重み

スマホのストレージの空き容量が無くなろうとしている。

昨日、数時間かけて写真やメールの断捨離をしたというのに、残りの容量はあと3GBしかない。

正直、想定外だ。

スマホを買う時は、余裕を持って256GBのものを選んだ。容量のことで悩みたくないからだ。それに、写真だって無駄に撮らないようにしている。動画なんて特に、容量がデカいから節約してきたつもりだ。

それなのに、僕のスマホはもうパンパンなのだ。写真とメールを断捨離したと言ったが、容量を圧迫しているのは、写真だ。だから、どうにかして写真フォルダの容量を減らさないといけない。

パソコンに移動させることも考えたけど、やめた。きっと見返さないからだ。いつの日か、何かのキッカケで見返した時に、懐かしい気持ちになることはあるかもしれないが、見ない可能性の方が多い。

それなら、今すぐ全部消せばいい!

そう思ったものの、アルバムを見返すとなかなか消せない。無駄に写真を撮らないと決めてる分、今残ってる写真は思い入れのあるものばかり。消すのは簡単だけど、一度消してしまえば、もう2度と戻ってこない。何度も何度もアルバムを見返しては悩んだ。

結局、大した量の写真は消せなかった。

……HDDでも買って、移すしかなさそうだ。

少し落胆したけど、同時に嬉しくもなった。

消したくないと思える思い出が、思っていた以上にたくさんあったから。

スマホは気軽に写真を撮れる反面、一枚一枚の重みがない気がして、あまり好きではないけど。わざわざ、スマホを取り出して、シャッターを押してるということは何かしらの思いがあるということだ。

スマホで撮る写真も、案外良いものなのかもしれない。

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