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肉を切らせて骨を断つ

最高だったなー。

今日、昼から開催されていた「THE MATCH」。普段はメインマッチしか見ないことが多いけど、今日の対戦カードはどれも面白そうだったから、腰を据えて全試合を観戦した。

普段と違って、K-1とRISEという他団体同士の試合が組まれていた今回は、ファイター同士が互いの看板を背負って戦っていたのもあり、本当に熱い試合ばかりだった。

ニュースに出るのは、きっと那須川天心と武尊の試合ばかりだろうけど、試合内容だけ見ればメインよりも見応えのある試合は沢山あった。もちろん、メインカードは最高の試合だったし、2人の背負っているもの、世間からの期待、これまでの苦労を考えると、間違いなくMVPはメインの2人だ。

それにしても、「覚悟」を決めた人の目はカッコいい。格闘技を見ていると、こちらの心まで燃えてくる。アクション映画を見て、興奮するのとは違って、もっと心の深いところにズシンとくるものがある。格闘技は個人線だし、技術はもちろんだけど、上にいるファイターの多くは、気持ちが強い。打たれても、打たれても、前に出る。どれだけ劣勢になっても「俺のほうが強い」という信念を曲げずに、立ち向かって行くその姿は侍みたいだ。

どのスポーツも面白いけど、格闘技ほど生々しくて人間臭いスポーツは無いよなあ、と思いながら飲む赤ワインは、何故か血の味がした。流血シーンばかり見たから、脳が錯覚したのかもしれない。

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