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【小悪魔な先輩は好きですか?】ライアー・ライアー 小説2巻 感想 

はじめまして、シノと申します。ライアー・ライアー2巻の感想を書いていきます。今回は小悪魔系ロリ巨乳先輩がお相手です。対戦よろしくお願いします。



あらすじ

決闘(ゲーム)で等級(ランク)を決める学園島(アカデミー)で、史上最速の学園島最強(偽)に成り上がった俺、篠原緋呂斗(しのはら・ひろと)。姫路(ひめじ)らの力も借り、強敵・久我崎(くがさき)との死闘も切り抜けた。でも“偽りの最強”である俺に平穏はない。英明学園の伝統イベント・区内選抜戦は、一週間で生徒総数9000人が連戦で最後の一人になるまで続く鬼サバイバル。最強の座を盤石にするためにも戦略も立て準備は万全、のはずだった。だが、不穏な動きを見せる英明の“小悪魔”秋月乃愛(あきづき・のあ)のせいで、俺の行動は全て先読みされてしまう。これは敵の不正(イカサマ)のせいなのか? OK、ならば俺に不正(イカサマ)で勝負を挑んだことを小悪魔に後悔させてやろう―!


ざっくり主要キャラ紹介

篠原緋呂斗(しのはら ひろと)【学園島最強】
等級:7ッ星。
英明学園2年生。幼馴染と再会するために学園島に編入。とりたてて取柄はない能力は最低クラスのラノベの王道主人公。編入直後に当時学園島最強の更紗との決闘に運のみで勝利してしまう。能力最低であることを隠し偽りの学園島最強として、唯一持った演技力ととっさの機転を頼りにイカサマを使い勝ち抜いていく。

姫路白雪(ひめじ しらゆき)
等級:4ツ星巨乳で銀髪で家事万能でスーパー美少女。緋呂斗が通う学園の学園長から派遣され同棲住み込みで働く。イカサマ組織「カンパニー」のリーダーで緋呂斗をサポートする。

彩園寺更紗(さいおんじ さらさ)【女帝】
等級:6ツ星
。赤髪ロングのいじっぱり系ヒロイン。学園島の元最強。転校初日の緋呂斗に決闘で敗れる。実は彩園寺更紗の影武者であり、正体がばれないように緋呂斗と共闘するようになる。

秋月乃愛(あきづき のあ)【小悪魔】
等級ランク:6ツ星。2巻の敵。比呂斗と同じ英明学園に通う3年生。アイドルルックなロリ巨乳、小悪魔チックであまあまな雰囲気の先輩。語尾に♡をつけまくる。

ざっくり要約(ネタばれあり)

2巻の冒頭で白雪が緋呂斗のクラスに転校してくる。メイドはいついかなる時も主人のそばにいる存在だからね(本当は白雪が居ないと緋呂斗の嘘が速攻でばれちゃうからだけど)

さて、2巻の主題は「区内選抜戦」という、学内で行われる「学園内最強」を決めるイベント。

学園島最強(嘘)である緋呂斗は、このイベントで勝利し学内での立場を盤石のものにしようと考えていた。
学園の中庭で白雪とイベントの相談をしているときに、栗色ツインテあまあま系アイドル風ロリ巨乳小悪魔先輩が襲来。緋呂斗にベタベタする乃愛と嫉妬する白雪。緋呂斗に好意的な態度をとる乃愛だがその真相は、、、?

そんな折、一ノ瀬学長から区内選抜戦に学外から介入する人物がいる事、区内選抜戦勝利者報酬として保管されていた翠の星(超貴重品)が何者かに盗まれた事を聞かされる。

緋呂斗は区内選抜戦の優勝を目指しながら、介入する人物を特定し、翠の星を奪還するという3つの任務を遂行することに。

選抜戦を順調に戦い抜いく緋呂斗。
選抜戦の休養日には更紗とアビリティ(決闘で使える便利コマンド)を買いに行くというお買い物デートを満喫。ここで白雪にアビリティを買ってプレゼントする。やるじゃねぇか見直したわ。(てかアビリティって買えるんだ)

乃愛の策略により緋呂斗は白雪と決闘を行うことになる。白雪が負けると選抜戦での戦いが不利になり、緋呂斗が負けると偽りの7ッ星が周囲にばれてしまうというどちらに転んでもまずい展開。

前日に更紗と考えた策略を使い(余談ですが、更紗は泊まり込みで付き合ってくれたのだがこのシーンの風呂上がりの挿絵が最高)、両者引き分けに持ち込むことに成功。

そしていよいよ乃愛との決闘へ。
ゲームの内容はざっくり言うと居場所探しゲーム。緋呂斗は白雪を、乃愛は更紗の居場所を特定すれば勝利というゲーム。緋呂斗はカンパニーや更紗の協力を得ながら、乃愛より先に白雪の場所を特定することに成功。しかし、乃愛は「運命改変」という緋呂斗の回答をなかったことにするという超絶チートアビリティを使いこれを回避(てかそんなのもアリなんだ、、、。回避の仕方が雑すぎやしないかい、、、と内心ではかなりげんなりしました)。そのまま逆に更紗の位置を突き止められ、緋呂斗の敗北、、、と思いきや

チートにはチートをということで、白雪が緋呂斗からプレゼントされた入れ替わりのアビリティを発動。プレイヤーを緋呂斗から白雪へ入れ替えます。これにより、ゲームの敗者が緋呂斗から白雪へ。
実は白雪の端末(使用者の個人情報が詰まった機械)には乃愛から時限爆弾のようなアビリティが仕掛けられており、端末情報をすべて破壊するだけでなく、白雪が負けた場合は勝利者にその爆弾が移行するというものでした(上述した白雪vs緋呂斗の決闘で緋呂斗が勝ってしまうと爆弾が緋呂斗に移ってしまうのですが、引き分けで回避されましたね)。
結局、乃愛の端末に爆弾が移動したことで、決着。緋呂斗の嘘は今回も守られました。

そして、一連の騒動はすべてつながっていて、乃愛が翠の星を強奪していたこと、乃愛は他学区の学長にそそのかされて緋呂斗を狙ったこと(介入者は十二番区の学園長「倉橋御門」というインテリヤクザ)が明らかにされました。倉橋は乃愛が努力して得た英明エースの座を、転入してきた緋呂斗にあっさりとられてしまったやりきれない気持ちを利用して手駒にしたのです。
今までの行動を謝罪し、深々と頭を下げる乃愛。
きっとこれからは学園にもこれない、倉橋の元で奴隷のように働くことになると語る彼女に対して、緋呂斗の感情は別のところに向いていました。

精神的に不安定な乃愛に付け込んだ倉橋を許すことができない緋呂斗。緋呂斗はあえて乃愛を倉橋の元にそのまま送ることに。案の定、作戦失敗したことにキレ散らかし乃愛を恫喝する倉橋。ですがその光景は緋呂斗の根回しによりアイチューブ(学園島内でのyoutubeみたいなもの)でLIVE配信されていました。すべての陰謀が明るみに出たことで倉橋は失脚。乃愛は全校生徒の前で悪事に手を染めたことを謝罪。ほとんどの生徒は乃愛に非はないと擁護しますが、乃愛は受け入れられないよう。緋呂斗は今までの努力から乃愛はとっくに英明で特別な存在になっていたことを告げ、乃愛はようやく前を向けました。

区内選抜戦に勝利したのは緋呂斗でしたが、英明エースの座を固辞。学園島最強が今更英明のエースになってもしょうがないとのことで、英明のエースは自動的に2位の乃愛に受け渡されました。最後の乃愛の挿絵が可愛すぎるんだよなあ。

感想

1巻よりも面白かったですね!
乃愛がグイグイくるタイプのキャラなので、白雪の嫉妬シーンとかも多くてかわいさマシマシでした( ´∀` )
今後は乃愛も物語に絡んできそうで今後の展開がとても楽しみです。
そして、あいかわらずkinomi先生のイラストは可愛いです。国宝級です。

やっぱり勧善懲悪ものは読後感が良いですね。倉橋は小物感がありましたが、まだ2巻ですし、今後の登場キャラにも期待していきたいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。






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