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汚い部屋と聞いて何を思い浮かべますか?


汚い部屋の”汚い”の程度って、ひとそれぞれ違いますよね。
床に物がある状態で汚い、タンスが半開きでも大丈夫、見えなければセーフとして来客時に詰め込むタイプ……

私、飴玉はえげつない程汚い「汚部屋」出身でした。

部屋に衣類と雑貨で地層ができるタイプの汚部屋です。
部屋の入口から生活圏(ベッドと勉強机)までジャンプするアグレッシブSA〇U〇Eスタイルで生活していました。
小学生半ば頃までは母親が定期的に掃除をしていた記憶があります。

中高生頃には床が見えない状態で、そこから成人してしばらくもずっと衣類と雑貨で床を施工しながら生きていました。

もちろん年の切り替え時に大掃除をしますが、なにせ地層、表面一年分も綺麗にならず毎度新年を迎えておりました。

どのタイミングで掃除をするに至ったか

成人後、学生時代から使っていたソファベッドが壊れて新しいものと交換しなければいけなくなりました。
そのまま処分すると数千円、解体すれば無料。
私は自分一人で解体する事にしました。
ソフトレザーを切り裂き、金属パイプを引っこ抜き、ウレタンをちぎる日々……
休日2日を要して何とか解体して搬出しました。

ソファベッドがなくなって、そこだけ床が見えました。
数年ぶりの何もない床です。その横に堆積した布類の層が見えます。
えっぐい差、床上5~10センチほどの層。

「これ床が見えてるほうが気分よくないか?」

思わず地層に手を伸ばして数年前の布の層を掴む。
……手の中に必要なものが一個もない。
部屋を見渡して改めて心に決めました。

「全部捨てるか!」

そこから来る日も来る日も掴んではゴミ袋へほおり込む毎日。
そうなんです、必要なものが何もないから全部ゴミなんです見渡す限り。
ほとんどトランス状態でゴミ袋に突っ込んでいきました。

20年の地層(ゴミ)を搬出するのに約2カ月

ゴミ収集のスケジュールを考えると、全分別を出し切るのに大体二カ月を要しました。
いつだって私はこの汚部屋から脱出すべく、片付けの本や断捨離の記事を頭に叩き込んでいました。ときめくか否か、傷みはどうか、まだ着るか使えるか。
でもそこにあった分別の基準は使いませんでした。
とにかく掴んで「燃える?燃えない?それ以外?」と分ける。
子細な分別はその後にする。破棄に必要な分別以外は何も考えられません。
勿論自分の感情と向き合って断捨離する方が納得出来ます、しかしそれでは一生終わらないだろうと思いました。

なにせ目の前に広大な地層が広がっているのだから……


汚部屋脱出したい方に向けて、やってよかった汚部屋脱出方法についていくつかnoteを書きたいと思います。
一緒に地層を脱出しませんか?

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