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よく知らない人の車に乗ったシリーズ①友人を担保にされた話

どうも、飴玉です。
皆さま好きな存在はおりますか?
私には大好きな人たちと推しが沢山います、おかげ様で助けられて、または大変傷ついて感情を揺さぶられて生を実感して生きています。

私は時々、友人に話すと驚かれ引かれ怒られるような状況に陥る事があります。
それは”ギリ犯罪では?”という「とにかく自分の車に乗せようとする人と出会う事」です。
※身バレ防止に若干フェイクを入れています

私自身恋愛を何度かして今に至るのですが、時々「それは愛情や好意ではないな」というアプローチを受ける事がありました。
大前提として”相手を好きである”という尊い感情をベースに動いていると思うんですが、どうもそこには他の感情があるように感じました。

それは愛情ですか?支配欲ですか?


好意がある、というととても前向きで素敵なものと現世で言われているので結構無下にしづらい状況になる事が多く、そこに含まれるその他の感情について問う事が当時の私にとって禁じ手のように感じました。

本当にあった怖い話

一時期、友人の知人から好意を持たれる事がありました。
飲み会で同席しただけで話した記憶がなく、その話を受けても全く思い出せない人です。
もう一度同じメンバーで飲み会をしたい、との事で出席したのですが、私が他の人と会話中必ず割って入ってきたのに驚きました。
更に驚いたのが、前回の飲み会での私の話を全て覚えていた事です。
周囲の参加者も、その人が私の代わりに受け答えをする様に何とも言えない表情をしていました。そりゃそうだ。
正直あまりいい気分はせず、お開きになった後関わる事はないだろうと思っていました。

この時点で、あぁこの人は普通のコミュニケーションが取れないんだなと思いました、どこかで早々に幸せになってほしい。

後日、またその人から会いたいと打診がありました。
直接連絡先を交換していない為、私の友人を介しての誘いでした。
私は友人に「申し訳ないけど受けられない」と仲介のお詫びとともに断りの連絡を入れてもらいました。
しかし数日後、また友人から連絡が。それも困った様子。
聞くと「私が一緒にごはんを食べに行くまで諦めない」と友人へしつこくしくこく仲介をするよう連絡をし続けているそう。
友人も仕事の都合で、邪険に扱えない状況。
憔悴した友人の様子に、これは直接断るまで続くと思い誘いを受ける事にしました。
その人も、この友人が断れないタイプと知っての事でしょう。
私が困るように友人を利用する態度に内心腹立たしく思いました。
仕方なし、私の連絡先を教えました。

こんなコミュニケーションを取らないと近づけない相手と、どうやって親しく付き合うつもりなんだろうか。


当日食事場所などはどうするか、あれこれやり取りをしました。
場所を教えてもらえず、車で迎えに行くと言われました。
今考えたら絶対に断った方がいい条件でしたが放っておくと何をしでかすか分からない相手、そのまま条件を飲みました。

絶対に素性の知れない、行動の不思議な他人の運転する車に乗らないでください。最悪命に関わります。

当日迎えにきた相手に、一番最初に聞きたい事がありました。
「なんで私なんですか?喋った事もないのに」
「飴玉さんがおっとりしているから」

人生で初めて言われました、おっとり…いかに私を見ていないのか大変悲しく、そしてそこまでして会おうとしたのに思い込みだけで結局何も知ろうとしない様子に思わず苛立ち
「私おっとりしてないですよ」
「いや飴玉さんはおっとりしてる」
「喋ってみて気づきませんか全くおっとりしてないですよ」
すると相手は豹変した様子で怒鳴りました。

飴玉さんはおっとりしてる!おっとりしてるって言え!!

残念ながら全くおっとりしていない私は怯みもせず、堂々と呆れた顔をしてそれ以降車内の会話はありませんでした。


車に乗せられて、着いた先は相手の家の最寄りの飲食店です。


ゆっくり会話が出来ないような小さな町中華で、空席確保の時間に追われながら急いで食べました。これには私、にっこりです。さあ帰りましょう。
一方相手は実家での自分の扱いについて不満げにずっと喋っています。はよ食べな。
お店を30分ほどで後にし、帰路につこうとしたら相手が言います。
「自分の会社の取引先へ監査も兼ねてお茶にしましょう」

……なんて?なんで?
道中いかに自分が有用で素晴らしいかずっと語っていました。
余程仕事に自信がおありな様子、でも本当に仕事が出来る人はそんな事自ら言わないんですよね。

お茶が出来る監査先へ到着しました、トタンの小さなプレハブで近所のご婦人が一人で経営しているアイスクリーム屋さんです。

「お世話になってますー!」「ごめんなさい…えっと?」

先ほどまでふんぞり返っていた相手は、ご婦人からどちら様?という態度を取られ呆けたまま、手近なベンチへ座り私の背中に全体重預けてきました。

べったり触れる背中を不快に思いながら、それよりも「なんて可哀想な人なんだ」と思っていました。

大人しくて言う事を聞きそうな女を自分の車にまんまと押し込み、名目の食事も安く済ませ(割り勘です)仕事が出来る俺を気持ちよくアピールして連れ込む算段だったのでしょう。
安く見られたもんです。

アイスを食べ終わるまで終始無言、今度こそ帰路につく道中も懲りずに仕事人アピールをし続け無事解散となりました。

友人へ無事の連絡もし、その人にはお礼のメッセージを送り即座にブロックしました。
それきり友人への干渉もなくなったようで良かったです。

やはり無理やり車に乗せればなんとかなる、という考えの人と仲良くなるのは難しいですね。
皆さまもよく知らない人の車にはどうぞお気をつけくださいませ。




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