はじめに

生成AIにてStable diffusion WebUIに限界を感じてComfyUIを触り始めた方向けの情報です。

ComfyUIでは主にImageの情報をPixel空間とLatent空間でとり扱いますが、今回はImageのデータの初歩的な扱いについて説明します。

Imageについて

ComfyUIを触っていると青色のLineを目にすると思います。これはPixel情報をUIで表現しています。

このImageの情報をTensor Debugノードでデバッグすると以下の情報が見れます。
Shapes found: [[1, 1280, 720, 3]]

上記
列の1はBatchのサイズを表しており、ここでは1枚のPixel情報があることを意味しています。
列の2, 3は1280, 720でPixelのサイズを表しており、縦1280px, 横720pxの情報であることを意味しています。
列の4は3となっておりこれは色チャンネル(RGB)を意味しています。

ImageBatchについて

以下はImageを4回繰り返しImageBatchにするWorkflowです。
これをデバッグするとShapes found: [[4, 1216, 832, 3]]と情報が得られます。
先頭はBatch数なので4つのImageBatchがあることがわかります。

ImageListについて

ImageBatchをImageListにします。
情報が変化しているのがわかります。

Image単体でしか扱えないノードへImageListを渡して使用するべし。

下記のWorkflowは2つのPixelデータ群の背景とOverlayするWorkspaceです。
Image Overlayはこの機能を提供してくれますが、1枚絵でしか対応していません。そのためBatchを渡すとエラーが出てしまい使用できません。BatchとListを理解していれば、今まで使えなかったノードが使えるようになります。

結果

最後に

不明点などあればコメントしてくださいね。