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利益、勝率、プロフィットファクター、何が大事?

FXにおいて色んな角度から取引を分析する事は非常に大切になります。

利益だけ見ていてもその手法が優秀なものか判断する事は出来ません。
例えば3ヵ月連続で毎月の収支がプラスだったとしても、利益しか見ていないと
次の月で今までの利益が全て無くなりマイナスになる事もあります。
結果、半年収支で見たらマイナスにだった。

これじゃあ意味ないですよね。
しかも3ヵ月も連続でプラス収支だと自分は勝てると思い調子にのってしまう可能性が高いです。
そして高lotにしてレートを上げ今までの利益を吹き飛ばし、さらにはその負けを取り返そうとして大きな損失になり退場パターンはよくある話です。

こうならない為に色んな角度から自分の手法を分析しましょう!

結論から言うと利益、勝率に関してはそこまで重要ではないです。
それは何故かと言うと利益に関しては以前別の記事でも少し書きましたが、
利益は1000円だろうと10000円だろうと100000円だろうと、あまり意味はありません。
月で何pips取ったかです。

いくらでもレートを上げる事が出来ますし、利益の大きさだけ見ていたら次どうなるか全く予想がつきません。
あえて言うなら利益が大きいとメンタル面で少し余裕が出来るかもってぐらいですね。

勝率に関しては、勝率が高くても低くてもどちらでも勝てますのでそう言う意味でそこまで重要ではないと言う事です。(トレード手法による)
もちろん高いに越したことはないですよ。
勝率が100%ならマイナスはないですからね。ただそれはありえないですが、、、

要は自分のトレードスタイルによって変わってきます。
損小利大スタイルなのか損大利小スタイルなのか利益損失一対一なのか、

極端な話、例えば5回トレードをして1回の損失が20で4回負けても1回の利益が100なら+20で勝ちです。
勝率は20%で勝率が低くても勝っています。

逆に1回の損失が100で1回の利益が20で4回勝っても-20で負けです。
勝率は80%ですが負けています。
このように勝率だけ気にしてもあまり意味ないですね。
利益と損失が一対一の場合はもちろん勝率が重要になります。

なので利確と損切のバランスが重要になってきます。
私の場合は相場にもよりますが、だいたい利確2の損切1ぐらいの割合が多いです。
もちろん1:1や1:3の時もあります。
予想と違った動きの時はすぐ損切する場合が多いです。

ではトレード手法に関して何が重要かと言うとプロフィットファクターです。

プロフィットファクターとは何かと言うと、、、

トータル収支がプラスなら1以上でマイナスなら1未満になります。
毎月必ずこのプロフィットファクターの数値を出してみましょう!
半年、年単位でも出すことをオススメします!

プロフィットファクターの計算方法は総利益÷総損失です。

一ヶ月間だけで出した数値はあまりあてにはならないので、少なくとも半年から1年前後で計算すればある程度自分の手法が優秀かどうか判断出来ます。

目安は1.5前後なら優秀と言えるでしょう。
数値が2前後ならめちゃくちゃ優秀です!!
数値が高ければ高いほどその手法が優秀と判断出来ます。

例えば
Aさんの総利益が100万で、総損失が90万だとすると順利益が10万円になりますね。
この場合のプロフィットファクターは100÷90で1.1となります。

Bさんの総利益が20万で、総損失が10万だとすると純利益が10万円になりますね。
この場合のプロフィットファクターは20÷10で2.0となります。
同じ純利益が10万円でもプロフィットファクターの数値が1.1と2.0で全然違います。
Bさんの方が損失も少なく効率良く利益を出せています。
安定して利益を出せていると言えるでしょう。

Aさんの方は損失も大きくいつマイナスになるか分かりませんね。
これだと安定しているとは言えません。

半年で計算してみて1.3以上あるならその手法を使っていて問題ないと思います。
もっと詳しく自分の手法を分析したいなら、リスクリワードレシオやドローダウン等ありますので調べてみましょう。

プロフィットファクターの数値が高すぎるものは注意しましょう!
自分の手法なら高い方がいいですが、
もし自動売買システム等を使う場合はプロフィットファクターの数値だけで判断するのは止めましょう!

ある一定期間だけの計算になっている可能性もありますし、長期間でのテストがされているか確認する必要があります。

安定した相場のみしか利益を上げれないシステム等よくある話です。
これじゃあ意味がありません。
自動売買システムを使う場合は確りとバックテストして確認してから使いましょう!

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