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EGOIST Resonant Indigo“Echoes of Everlasting”



EGOISTとの思い出

音楽に強く興味を持つ原点

 家族で行くカラオケや音楽会の合唱など 歌うことは好きだったが、テレビの歌手含め 他人の歌には興味が無かった小学生。
深夜アニメの存在を中学生で知り、私のEGOIST初エンカウントは甲鉄城のカバネリ。

始めは「EDなんかいいな、でも私が知らないだけでこんな良い曲はいっぱいあるんだろうな」と思った。
だから身近にある曲=流行り曲と比較したが、全く違った。
カバネリのEDだけが良いんだ。
そう気付いてからEDクレジット「EGOIST,Aimer,澤野弘之」を覚え、OPを見たらこちらもEGOIST。
OPとEDは別人が歌っていると思っていたので驚いた。

歌手は2つ以上の歌い方が出来るのだと初めて知った。
OPクレジットのもう一人を調べたら「ryo(supercell)」。
ナニコレ。
ryoって人が作ったんじゃないの?supercellってナニ?人名??ってな感じで混乱したのですごく調べた。
結果、「この前見た化物語の曲の人」「supercellはグループ名」「ryoはボカロの人」だけは覚えた。
この時点で察せられるが、中学生の私はニコ動もボカロも知らなかった。
小学生時代友人の影響で千本桜とハチは少し知っていた程度。
勿論なぎさんも知らない。
そんな中学生が、いや中学生だからこそ、EGOISTに関することをめっっっちゃ調べた。
お陰で高校生になる頃にはギルクラ全話履修済、supercellもサブスクで聞ける範囲は覚えるくらい聞いて、spcl歴代所属歌手も覚えたし、TiaさんはノラガミED担当なのもあって何度も聞いた。
澤野弘之さんは進撃の巨人も関わっていると知り、初めて歌詞中心ではない音楽に興味を持った。
最近(澤野さんではないが)初めて劇伴のCDを買った。
やなぎなぎさんが出るから 初めて野外フェス行き、こゑださんがやるから ツイキャス始めたりyoutube生配信を見た。

人生初のライブ

高校生になりスマホが使えるようになって、初めてライブの存在を知った。
同時に、EGOISTがいつ活動終了しても不自然ではないことを知り、1度でいいから生で聴いてみたくなった。
でもバイト禁止の高校生には厳しい値段。

母に言ったら「連れて行ってあげる」と。
私大歓喜。
滅多に欲しがらない娘が珍しく行きたいと言ったのもあると思う。
初めてのライブ。
高校生でライブなんて普通行かれないだろうと思い、友人には言わずネットで調べた。
持ち物から終演時刻、注意事項など。
知恵袋は何度も見た。

Twitterを始めた原点

いよいよライブ当日。
ネットで下調べをした結果、物販は3時間前から並んだ。
2列で物販待機中。
私は屋根側,隣の男性は屋根のない通路側にいた。
突然降り出した雨、折畳み傘を持っていた私は濡れ始めた隣の人と替わろうかとても悩んだ。
悩んだ末頑張って声をかけて替われた。
場所替わりましょうか?に対して「ありがとうございます」と敬語で返ってくる。
そんなの当たり前だが、大人と接する機会なんて親や教師くらいだった私からすれば大きな発見だった。
子ども扱いされない代わりに守ってくれる人もいない。
感謝を言われたのは嬉しかったが、気を抜かないようにしよう、とも思いながら並んだ。
物販待機中はSpotifyを聞いたり初めて貰った物販情報の紙を見たりしていたが、それでも暇になった。
なので使ったこともないTwitterでライブに来るファンを調べた。
そこで初めて"エンカ"というワードを知り、興味を惹かれた。
無事グッズ購入した後なんとなく会場周辺を歩いていたら、数十人のかたまりがいた。
楽しそうにお菓子交換したり、EGOISTのことを喋ったりしているのを見て「いつかあの輪の中に入りたい」と強く思った。
入場待機列にいる時、番号が近い者同士で喋っているのを何度も見た。
私は母と連番で入場し「EGOIST好きな人と一緒に来れたら(連番)すごく楽しいんだろうな。でも私の周りにEGOISTもギルクラも知ってる人いなそうだから無理かな」と諦めていた。

ライブは凄かった。
入場前の「もう二度と来ないかも」という思いが「また絶対来る!」に変わるくらい凄かった。
レスポンスやペンラが全く分からなかったので、次は準備して皆と同じくらいノリノリで参加したいと思った。
初めて聞いた曲が半分以上もあり、帰ったら全部聞こうと思った。
大スクリーンのアニメ映像と共に生歌唱するのが印象的で大好きになった。

帰宅後、Twitterにファンの集合写真やオフ会の写真が上がっており、「いつかこの写真に写りたい」「ファンの人と食事をしたい」と強く思った。
Twitterをやればこれらの「やりたい」が叶うかもしれないが、当時、SNSはLINEしかやっていない健全な高校生だった私は「Twitterを始めたらクラスメイトとスマホでも仲良くしないといけなくなる。それは面倒。高校卒業したらやろう」と考えた。
高2の夏。

高3になり精神疾患を患ったが、なんとか卒業した。
卒業後、そういえばEGOISTファンと繋がる為にTwitterをやりたかったことを思い出し、実行した。
これは1つの挑戦でもあった。
学の無い精神疾患の未成年は世間一般で相手にされるのだろうか。
自称進学校だったので国公立大以外の生き方は無いと本気で信じていた。
高卒なんて薄給すぎて生きる金にさえ困ると思っていた。
健常者は全員、精神疾患者を腫れ物扱いすると思っていた。
大人が未成年なんて相手にしないと思っていた。

でも違った。
対等な目線で、普通に会話してもらえた。
DMしてる最中に過呼吸を起こして会話を止めても怒られず、寧ろ心配してもらえて、ツイートで鬱特有の奇行に走っても流してくれて、世間は私の想像以上は優しくて、自分はまだ生きることを許されていると感じた。
私が鬱のどん底から回復出来た理由の一つは、良きフォロワー達に出会えたことで、そのキッカケはEGOIST。
あの日ライブに行かなければ、もっと治りが遅かったかもしれない。

EGOIST活動終了までに出来たこと、叶ったこと。

famとカラオケに行けたこと。
初めて同じ歌が好きな人達とカラオケが出来て楽しかった。
合いの手やペンラなど、カラオケの新しい楽しみ方を知った。

famと食事をしたこと。
食事どころか旅行だけど、趣味が同じだとこんなに盛り上がって気を抜いて楽しめることを知った。

ラスト大阪のチケットを譲ってもらえたこと。
19,20歳だったら、精神状態不安定で譲ってもらえなかったと思う。
それだけ文章から見ても健康になった証。
気軽にフォロー,いいねしてて良かった。

ポスターを貰えたこと。
ここまで仲を深める会話が出来る程健康になり、自分なりに積極的にコミュニケーションを取ろうと努めた証。

コインキーホルダーを貰えたこと。
私が何も言わないのにあげてくれる程この人と仲良くなれたのは、どんなに高い熱量でも許してくれるEGOISTのおかげ。

(人生初ライブで見た)輪に入る権利を得たこと。
今は入りたいと思わないけど、会場で会ったらフォロワー達にお菓子渡したい。

famと連番でライブ見れたこと。
初ライブ時、友達と話しながら開演を待つ人達がとても楽しそうで、私もいつかやりたいと願った。
夢が叶ったし、とても楽しかった。

集合写真に入れた。
初ライブ後Twitterで見た集合写真に入りたい!という夢が叶った。
大切なおもいで。
ラストライブの話は別のnoteで。



EGOISTとのこれから

 EGOISTの新曲は解禁したら四六時中流す私ですが、他の歌手への興味は薄く、ryoさんの新曲(「笑ウ多重人格」)でさえ数日後に聞いたほどです。
そんな私が近々、この歌手は絶対聞く!なんてならないと思うので、今後も運転中や片付け中にEGOISTを流します。
EGOISTは私に深く暖かな傷跡を残してくれたので、これからも変わらない日常を、EGOISTの在る日常を送ります。

誰かの曲を聞いたり、ライブを見たりした時、良くも悪くもEGOISTと比較する癖はこれからも抜けないと思います。

私は毎年桜の季節に「咲かせや咲かせ」を歌うのですが、来春以降はこの曲の重みが増すと思うので上達したいです。

今回大阪遠征した時の土産や、いのりをイメージして買ったネイルなどを見る度に、ラストライブの"楽しさ"を思い出します。

chellyさんも言うように、EGOISTで結ばれた縁はこれからも大切にしたいです。
私は他人に勧められたものを受取拒否してしまうのですが、famの勧めなら味見程度には受け入れてみたいな、と思っています。



今までの私と、これからの私


EGOISTを知る前の私は、「好きなものを好き」と言えない人間でした。
理由は〘私が好きなもの(水泳etc)を友達は嫌いで、友達が好きなもの(TDRetc)を私が嫌い〙という経験がとても多く、「私の"好き"は普通じゃないから、軽々と言っちゃいけないんだ」と小学生で考えてしまう程です。

小6と高1,2で「同じアニメが好き」という友人はできましたが、私より友人の方がアニメ知識豊富で、私がSNSを使ってその情報量に追いついた頃には卒業でした。
なので「好きを共有した」というより「好きな作品の知識を教えてもらった」に近かったと思います。

EGOISTix*fam


EGOISTのおかげで、人と関わることの良さを知りました。

私と同じものを好きな人(fam)と、同じ熱量で盛り上がれる楽しさ。
「好きなもの(EGOIST)を好き」と堂々と言える環境。
好きなもの(EGOIST)をキッカケに友達(fam)が出来る嬉しさ。
友達(fam)と1日中遊ぶ楽しさ。
友達(fam)と連番でライブに行くと倍楽しいこと。
リアルやSNSでfamと会ったりお喋りしたりする度、ニート故本来上がらないはずの対人経験値が上がり、成長を感じる喜び。

お陰で最近はSNSだけですが、「好き」を言えるようになりました。
同時に「嫌い」も言えるようになりましたが、こちらは私が自身の気持ちを誤魔化し、自己感情が見えなくならないように敢えて発言しているつもりです。

この経験は持病改善に大いに影響したはずです。
EGOISTのお陰で健康になれました。


EGOIST活動終了してからの日常


結局最後まで私は金欠のせいで買えない物や 行動制限や 色々なものを取り逃がしたので、今度は金銭に縛られず大好きなものを悔いなく推したいです。
また、マトモな収入を得られるようになったらfamやネッ友と会える回数を増やしたいです。
それが今の目標の一つです。
EGOISTの為に買ったライブグッズやネイルは普段使いしています。
EGOISTの中古CDをなるべく買い集めたいです。

EGOISTのCDを聞きながら運転し、偶にギルクラとライブ映像を見て、カラオケの十八番はEGOIST、という以前と何ら変わらない日常ですよ。

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