中国歴史旅「雲崗石窟と龍門石窟」⑲日誌令和元年10月26日

画像1 中国歴史旅「雲崗石窟と龍門石窟」⑲日誌令和元年10月26日記録者山本甚吉隊員 四時四〇分 起床、洗顔、トイレ。今日の見学地の資料準備。  温度二四度、湿度二七㌫  七時 朝食(バイキング)会場に入りました。形山隊員と私が南城、松岡隊員の席を確保して好きな品を皿に盛り付け席に戻ると南城隊員一人のみ、ペアの松岡隊員は?「松岡さんは朝食は食べたくないそうで、部屋で待機しています」ということでした。
画像2 八時 出発。最奥部の席には形山、南城隊員と私。前の列には堀田副隊長と熊田隊員が座りました。バスは、修復の進む城壁を左手に観ながら北に走り、和陽門で西に曲がって旧城内に入り「九龍壁」前で停車しました。  八時一二分 気温一二度、湿度四〇㌫、海抜九五〇㍍  「九龍壁」前の広場に駐車。「九龍壁」の記録担当者は武藤晴彦隊員です。楽しみにしましょう。
画像3 「九龍壁」には朝早くから大勢の中国人観光客が訪れていてとても賑やかです。鄧さんの説明では、九龍壁は中国三大壁の一つに数えられていて中国に現存する龍壁のなかでは最も大きな構造物です。  八時四五分 九龍壁を出発。次の目的地太原に向かいます。出発してすぐ右手奥に鼓楼がありました。その後大同博物館前を通り過ぎ、西門の紅旗広場では太極拳が行われていました。
画像4 九時 気温一三度、湿度四一㌫、海抜九八二㍍  通勤ラッシュに巻き込まれてバスはのろのろとしか動きません。大同ICの目印になる火力発電所が見えてきました。冷えた朝なので煙突から水蒸気が盛んに出て朝日を浴びて薄い肌色になって立ち昇っていきました。  九時一七分 大同ICから高速道路に入りました。
画像5 九時四〇分 懐仁SAに到着。トイレ休憩。良い天気に恵まれてありがたいです。大同の市街地の渋滞にあって約一時間がかりで四〇キロを南下してきました。身体を伸ばしたり胸を張ったり思い思いに軽い体操をしました。  九時五三分 SAを出発。太原まで残り二二〇キロ。時速一〇〇キロで走行すると約二時間半後に到着します。まだまだ長いバス旅がつづきます。
画像6 一〇時一三分 車内では形山隊員と熊田隊員のお話で盛り上がっていました。内容は、「太原は春秋時代の晋国の都」、「晋が韓、魏、趙の三氏によって分割されて戦国時代の幕開け」、「BC二二一年始皇帝の中国統一」という、堀田、南城、私はもっぱら聞き役でしたが勉強になりました。  一一時二九分 原平SA到着。天気は雲一つ無い青空です。売店の土産物コーナーで物色中、馬さんから「蒙古酪奶糖(モンゴル飴)」を勧められ二缶購入しました。
画像7 一二時二二分 海抜八八二㍍、 高速道路は切通の中を走行。左手の斜面には「五台山」をPRするモザイクが目を楽しませてくれました。右手の斜面にもモザイク壁画がありましたが、何が描かれているのかわかりませんでした。  一二時四七分 海抜七三一㍍、 「もうすぐ太原です。お昼は醋の町でいただきます。食後に醋作りの実演場と博物館を見学します」という説明がありました。
画像8 一三時二分 醋の町に到着。お昼は駐車場広場の「東湖老醋食府」でいただきました。  一三時五五分 醋の町並の再現された家屋の展示を鄧さん馬さんのコンビによる解説で回りました。  工場内見学では醋の匂いがとてもきつくてむせたり、咳が出たりと涙も出てきました。見学の終わり頃には「山西老陳醋」がいかに人の食生活に役立っているのかがわかってきました。工場の二階でおきまりの試飲と売り込み。「美味・健康」のモットーが気に入り買うことにしました。健康維持ができる「醋膏」二二〇グラム、八六〇元を大奮発しました。
画像9 階下の土産物専門店に入りましたが、私はもう買う気はありません。  一四時五五分 バスに乗る前にトイレを済ませてきたら、「薮下賀代子隊員がトイレの通路で転んでしまいました。でも幸い怪我や打ち身はなかったようでよかった」という声が聞こえてきました。いつの間にかその話は「トイレの通路で滑ってすってんころり、中国歴史旅に感動しておもわず通路に口づけ」という話になっていました。
画像10 一五時三五分 汾河を渡り山西博物院前に到着しました。階段下から建物を見上げると鼎の形に似ていました。収蔵する文化財は青銅器、玉器、磁器、塑像、壁画など二〇万点以上の貴重なものばかりです。  一五時四五分 四階の展示室から見学を始めました。一つのテーマの展示コーナーが岐阜市歴史博物館の全部の展示面積に匹敵するような大きさで、ゆっくりと見学していたら閉館時間まで残り三〇分、大急ぎで三階展示室におりました。
画像11 山西博物院で代表的な展示品の一つに一級文物青銅器「鳥尊」を見学できました。西周時代(紀元前一〇世紀頃)の青銅器で親鳥の背中に小鳥がとまり、何故かわかりませんが尻尾が象さんの頭になっているのです。西周時代に熱帯地方の象さんがいたのかと思うと胸が熱くなりました。
画像12 昼食です。
画像13 一七時二〇分 夕食会場の山西省政協賓館に到着しました。二つの円卓に着席。薮下隊長から「今夜は食後に太原の町中を散策しましょう」という提案がありました。  今夜の乾杯に使用したグラスはワイングラスでしたが、ビールをなみなみついだグラスは久しぶりに重さを感じられ美味しく飲んだ気になりました。でも、ビールが中瓶なのですぐに空っぽになります。ビールを止めて汾酒(四五度)を少量づつ三杯いただきました。夕食メニューは写真をご覧ください。

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