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国民のために熱く闘ってる方を全面称揚したいけど

昨日2月28日、「吼える!ニュースチャンネル」さんが、26日の鈴木財務大臣の発言をサムネイルにて
『「納税は議員の判断」と言ったが「議員の判断」とは言ってない』
という小泉構文で簡潔に伝えて下さっていて、オモロ!と全乗っかりするつもりで準備をしていたのですが…

・26日  鈴木財務大臣に対して「~議員が判断をすべきだ」という答弁へ疑義を呈し、改めて見解をただした。

大臣「納税するか否かは議員の判断だということは
政治が国民の信頼のもとで成り立っていることをかんがみれば政治責任を果たすという意味で、自ら課税関係をしっかりと確認し、法令等に則った判断をすることで疑義を晴らしていただきたいという考えで申し上げた」と述べた。(7分30秒頃)

・13分25秒頃  改めて2/22大臣の発言を振り返る。
「(森山総務会長が言ったように)追加納税の可能性は全くあり得ない話なのか、それともあり得る話なのか?」

大臣「~自ら使い残しがある、雑所得で控除で仕切れないという部分があるという判断の中でですね、が、これはもちろん可能性としてはあると思います、それは疑義をもたれた政治責任を果たすという観点からであると思います。
国税当局におきましては、国税当局において疑義がある場合においては適切な対応を取るという方針でございます」

これを受けて主様は、「納税するかどうかは議員が判断するって言ってるんだから、やはり納税は議員の判断だってことやん、でも、それは言って無いと鈴木さん今回言ってるわけですね」
「それは通らんよ、だからこれって言った言わないの水掛け論じゃない ”言った”んよちゃんとアンタは」
とバッサリ。

正直ごもっとも、ご尤もだとは思うんですが、大臣の言い様も小狡い言い回しで文脈上通るには通ると思う。そのような解釈は可能だと小癪ながらそう思います。


26日に上げた記事で、 22日の米山議員とのやり取りにおいて鈴木財務大臣 は「~課税問題があると認められた場合には~適正な課税の実現に努めております。こうした取り扱いは対象が国会議員であっても一般の納税者であっても一切変わることはありません」
との言質げんちを引き出し神回だと絶賛されたわけですが。
今回の26日の答弁は「国税当局におきましては、国税当局において疑義がある場合においては適切な対応を取るという方針でございます」と言っており、

22日の「適正な課税の実現に努めております」は素晴らしくて、
26日の「国税当局におきましては~適切な対応を取る」との発言には何の意味も無いかのように看過するのは、残念ながらフェアでは無いかと…

つまり、26日の答弁は「だから22日にもそう言ったやろう」といった内容以上のモノではなかった、故にそこまで叩くのは実はやや無理があると言わざるを得ない。

しかし、こうやって詰めたコトには意味があったと思う。

要するに財務大臣は何と言ったのか?
大臣は「国税としては法に基づいた対応に努めるけど、議員には責任や矜持などがあるんやろうからガンバリや」
と、実は取りようによっては皮肉と取れなくもないような言い方だったと。
「追加納税するもしないも自由申告漏れとハッキリしたら法に基づき努めまっせ」と。

しかし正確にホンネは「議員の自由」という論理をシレっと通したかったんだろうと、あやふやにしておいて素知らぬ顔でやり過ごそうとしていたのに、その逃げ道を断たれてしまったと。

どちらとも取れる言い方をしておいたのに、一方を断たれたので残りの「法令に基づき努める」の1本足打法しか取らざるを得なくなったという。

お陰で ”議員も変わらん”とハッキリさせる事が出来た。


『結論』

鈴木財務大臣は
「議員の自由とは言ったが、その『自由な判断』を間違えると当局に詰められても知らんで。」
とややこしくもソツ無く答弁した。

という事だったのだと思う…(辛どくさ)。



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