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薬草デビュー 39 カラスウリ 生薬名 王瓜根、王瓜仁 性質気味不明

カラスウリの実を楽しみにしていました。赤い実がついたら、薬草カラスウリについて書きたいと思っていたのに、バッサリ刈られてしまいました。赤い実に会えないで実なしの投稿になりました。
晩秋になったらどこかで会えるでしょうか。 

鹿児島県薬剤師会のブログより

科名:ウリ科 カラスウリ属 

用部:根、種子

 生薬名:王瓜根、王瓜仁 

用途:咳止め、天花粉 

代表的な漢方薬:柴陥湯 


写真は鹿児島県薬剤師会さんのブログよりお借りしました

説明文: 
本州~沖縄の里山や藪、垣根などに自生するつる性の多年草。花は日が暮れてから開き、夜明け前には萎んでいる。名前はスズメウリより大きいとの意、或いは、秋に真っ赤に熟した実が冬になっても残っているのをカラスの食べ残しに見立てたという説がある。種子の形を結び文に例えて玉章(たまずさ)という別名も。また、特徴的な種子の形を打ち出の小槌や大黒様に見立てて財布に入れておく風習がある。

塊根は王瓜根、種子は王瓜仁といい、鳩尾(みぞおち)の辺りから出るような咳に効果がある。

カラスウリやキカラスウリから取った澱粉を天花粉と呼び、昔から汗疹や湿疹に、皮膚を乾燥させるために利用された。

まだ青い果実は漬物や汁の実など食用になる。 
👏👏👏👏👏👏
葉っぱもたべられます(モサモサしてて口当たりは悪いけどナムルにして)

カラスウリが天花粉とは驚き😍⤴️⤴️です。
ベビーパウダー、シッカロールなどですが、昔はテンカフと言ってました。👏👏👏

果実の中の種子は「打出の小槌」のようです😄

カラスウリの種子は「打出の小槌」みたい。
お財布に入れて財神
写真は「家庭で使える~」より
左の小さいのがカラスウリ
右の大きいのがキカラスウリ
写真は「家庭で使える~」より


カラスウリ

佐藤潤平「 家庭で使える薬になる植物第二集より」
カラスウリの薬効(薬用部は根と果実)

[1] 秋の彼岸ごろ根を堀り取って乾燥したものを、1日量5~15g煎じて飲めば、黄疸、催乳、寝小便、便通、腎臓病、通経、喘息、咳止め、瘰癧、頻尿などに効がある。

[2] るいれきや腫物には上の煎汁を塗ると効がある。

[3]お乳の出がよくないときは、根を粉末にしたもの一回量4~5gを酒(酒の量の記載なし?g)で一日二回ぐらい飲むと効がある。

[4|!果実をつぶして、それに酢あるいは酒を加え、その汁をヒビ、シモヤケ、皮膚の荒れたときにつけると効がある。


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