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薬草デビュー49 タンポポ① 生薬名 蒲公英 味 苦、甘、 性質 寒 帰経 肝、胃

史上最強の解毒剤 中村臣市郎

春の使者・タンポポ、
これからの日本人は膨大な毒との戦いであった。
それを解毒できたものが生き残るのである。だが残念ながら今の日本人はそのような生体の、抵抗力も肝臓の解毒力も非常に低下している。
さらに腎臓が弱っている。
それは日本列島に山ほど溢れる膨大な加工食品を見ればわかる。
このような状況で薬草、タンポポの肝臓保護、解毒力はまさに人類の救世主でもある。

特筆すべきであるがタンポポはアトピー性皮膚炎の特効薬である。
花粉症にも有効である。
効能は根に隠されている。


神の草タンポポ 中村臣市郎
タンポポは根茎が漢方薬で肝硬変、急慢性肝炎、胃潰瘍、胃腸病などに使われるが、あらゆる皮膚疾患に劇的な働きがある。

それはタンポポがもつ解毒、殺菌、消炎作用である。

黒豆とタンポポの併用は薬物最強の解毒剤と言ってよい。

アトピー性皮膚炎、湿疹、帯状疱疹、化膿性皮膚疾患、腫れ物、デキモノ、乾癬、脂漏性湿疹、中耳炎、耳下腺炎、扁桃腺炎、口内炎、あらゆる皮膚病である。
膀胱炎、尿道炎、蕁麻疹、あせも、などにも有効である。
だが薬用部は根だ。漢方薬で市販されている。

タンポボコーヒー用の根っこ

佐藤潤平「家庭で使える薬になる植物2」より
薬効

①春の開花期に根や若い葉花などを採取して乾燥しておく。これを1回に根は4~8g、葉7~10gぐらいを煎じ、毎食前に飲むと健胃剤となり、強壮、解熱、寝汗、消化不良、胆汁過多の腸カタル、肝臓病、痔疾、浮腫、子宮病などに効がある。

②かさ、ちょうなどにはタンポポの前草をすりつぶし、酒を加えて煎じて飲むと良い。

③イボをとるには、葉などの白乳汁をつけるとよい。

④タンポポのエキスを作っておいて、前述の諸病に用いるとよい。

〔エキスの作り方〕
タンポボの粉末に約5倍の水を加えて、二日間ばかり温かい場所に置き、それを布で漉して、その汁を蒸発させ(三分の一まで)たものを冷やし、それにアルコールをその三分の一ほど加えて二日間ほど浸し、さらにこれを漉して、水を蒸発させて作る。このようにしてできたものは褐色であるが、水に溶かして汁は澄明に溶ける。

家庭で使える薬になる植物
より

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