クマのプー太郎宝探しだ 大入りゲームバトルをレビュー


あの黄色いクマと名前は似てるが全くの無関係なギャグ漫画のゲーム


〇ゲーム情報

  • ゲームハード GB(SGB、GBP、GBC、GBAでも遊べる)。バーチャルコンソール、Switchは未配信

  • 値段 4378円

  • ジャンル ミニゲーム集

〇ゲームの登場人物

  • プー太郎 今作の主人公で常識人のツッコミ役でいつも個性的な仲間に振り回されてることが多い。いつも幸せうさぎ、カラオケ猿などに振り回されている今回は宝を探すために奔走する。

  • 幸せうさぎ 幸せを探して、30年のうさぎでプー太郎にまとわりつく。ちょっとした事で幸せを感じてしまう。第1話でこたつの中で幸せを感じていた。余談だが、アニメ版の幸せうさぎとクレヨンしんちゃんにも桜田家のサンドバッグの同名のうさぎ(殴られウサギとも言われてるが)がいるが、奇しくも声優が同じ

  • カラオケ猿 「ねぇ、歌ってもいい?」と所構わず聞くが、なかなか叶えてもらえない猿。気が小さいが頭の中はカラオケでいっぱいで何かとプー太郎にまとわりつく。

  • ウッシー君 喋りが遅い牛。第1話でプー太郎と一緒にコタツに入っていた

  •  車掌とマクワウリデカ いつも2人で行動してる。車掌は人間だが、マクワウリデカは笹団子のような姿をしている。今回の宝探しの発端

  • 野良猫のミュー プー太郎をライバル視する眉毛の太い黄色い猫でミニゲームで何かと対決する

  • 双子の兄弟 チョンマゲ、上裸でブルマと独特の格好をしている双子でお互いを双子の兄、双子の弟と呼び合う

〇ゲームの流れ

  • ゲームモード ストーリーモードのゲームを自由に遊べる。練習ができるモード

  • ストーリーモード プー太郎が宝探しをしながら、登場人物とミニゲーム対決するモード。登場人物と5回勝負で3回以上勝てば勝ち。負けてもストーリーは進む。勝ち数によってエンディング内容が変わる

〇個人的評価
 

評価はS(最高)→A→B→C→D→E(最低)

  • ストーリー C

  • グラフィック B

  • ゲームバランスや難易度 C

  • 操作性 C

  • 世界観 B

  • BGM D

  • ゲームの面白さ C

  • やり込み要素 D

  • 総合評価 C

  • 適正価格 500円(クソゲーでは無いが、定価で買えるほど厚みはなく、現在のキャラクターを使った簡単なスマホゲーくらいかなと思えるから)

〇良い点

  • 簡単なエアホッケーや飛行機でのゲームなどのモバゲーやドットマネーのフラッシュゲームのような1分で出来るゲームがスキマ時間にできる(メイドインワリオより難易度高い)

  • ストーリーモードは負けてもストーリーが進み、勝ち数によって、エンディングが複数あり、やり込み要素がある

  • シュールでどこか庶民的な世界観が再現されている

  • グラフィックもそこそこ出来ている

  • 登場人物の言動もほぼ原作通り

  • 制作スタッフの原作愛を感じる

  • 操作は簡単だが、慣れが必要で全て勝つハッピーエンド?は結構骨が折れる

×悪い点

  • BGMが陳腐かつ種類が少ない

  • セーブができない(ちびまる子といい、クレしんといい、当時のゲームボーイのキャラゲーはどうしてセーブを搭載しないんだ・・・セーブ機能に恨みでもあるのか)

  • 8種類しかゲームができないため、飽きやすい

  • 双子の兄弟と対決と言ってるのに、突然、ミニゲームでは対決には無関係なミューが出てきたりと一体誰と対決してるのが非常に分かりにくい

  • 大人や上級者がやれば20分程度でグッドエンディングになり、薄い

〇総評

平成初期にビックコミックスピリッツという青年雑誌で連載された四コマ漫画で、アニメ化もされたが、再放送もなく(最後のプー太郎のセリフは「再放送も観ろよな」だったが、皮肉としか思えない)、DVD、ブルーレイなどにもなっておらず、知名度が非常に低い作品で今の30代以降なら知ってる人はいるが、20代より下となると絶望的な知名度。多分、これを見た方も題名だけはプニキのようなあの黄色いクマの派生作品と思った方もいるはず。
 実は私もこのゲームを子供の頃にプレイしていて、スキマ時間ちょこちょこできるゲームなので親との制約の中、結構、楽しめたのだが、キャラクターの顔は知っていても題名が分からなかった。
結構、プレイ環境を思い出すのに苦労したが、ミニゲームもゲームとして成り立っており、遊べるレベル。
当時はそこそこ楽しみながらプレイして、クレヨンしんちゃんのオラとシロよりはまともなゲームと言えるので、クソゲーでは無いはずだが、知名度は低いのが切ない。
クマのプー太郎でこんなフラッシュゲームのようなミニゲームをやる必要があるのか疑問だが、ストーリーやキャラクターの言動は原作をちゃんと再現出来てるし、世界観にも忠実でグラフィックもそこそこでキャラクターの表情もドット絵ながらも出来ているので制作スタッフの原作愛はしっかり感じとれる作品。

〇次回予告

ウルトラマン2ファイティングエディションをレビューしていく。

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