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書くことに困ったシリーズ「ね」

書きたい気持ちはあるけれど、何をテーマにすればよいか悩んだときのシリーズ。五十音順に進めております。

「ねはん」

仏教には全く詳しくないうえに、こういうことをテーマにしている割に関係性ゼロの内容で進めていこうとしているのでかなり罰当たりだと思いますがご勘弁を。

以前にも書いたことがあると思うのですが、2~3年前の梅雨の頃。気温はすでに夏。連日の雨で、立っているだけで身体がペタペタするようなイヤな季節にその事件は起こったのです。

仕事帰り、買い物袋を手に息を切らしながら坂道を上がっているところにスマホが鳴ったのですが、両手はふさがっているし、暑いし、坂道しんどいし。無視を決め込んでいたのですがしつこいほどに何度も鳴るので、ん?これは何か大変なことが起こっているのかもしれない、と急に不安に駆られ、少ししか上がらない手でスマホを見たのです。
メッセージの送り主は侑さん。
どうせくだらないことで、とスマホをしまいかけたその瞬間、またメッセージが。
「アカン」やら「動かへん」「ヤバい」など、悪い予感しかしない単語ばかりが続々と届くのです。
仕方がないのでメッセージを開封してみると、給湯器がつかないからシャワーを浴びに行けないのだと。
そんなわけあるかい、とそれでも急ぎ足で帰宅し、真っ先に給湯ボタンへ向かったのですが。

押せないボタンを見たことがありますか?

押せないことってあるんですね。まるで壁になったかのようにボタンが全く動かないのです。あんな薄情なボタンを見たのは初めてでした。本当にボタンがそっぽを向いたのです。これ、脚色でもなんでもないです。じ、事実です。

結局給湯器の故障で、当時コロナ真っただ中と、半導体不足やらで修理もままならず、新しい給湯器が届くまでにも1ヶ月近くかかると言われ呆然としました。結果、2週間ほどで交換していただけたのですが、故障のその日から水風呂地獄ですよ。
気温が高いと言っても真っ裸の水責めは厳しいものがありました。仕組みは忘れてしまいましたが、浴槽に水を溜めて沸かすことは可能だった気がします。
とりあえず沸かしたてに侑さんを入らせ、私はその残りで入浴したのですが、たぶん、モッタイナイという理由だったのだと思うのですが、残り僅かの浴槽のお湯に寝そべるようにして浸かったのです。
これが未だに侑さんとの間で語り継がれている涅槃スタイルの入浴方法なのです。

あぁ、こんなことにこの単語を使ってしまうなんてバチあたり😣
でもニルヴァーナって涅槃のことなんですね。
知らなかった。

そうそう、王様は給湯器故障期間中、地方の勤務先からずっと帰って来なかったのよ。
ホント悪運が強いかただわ🙄


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