殉国七士廟墓参

今朝、東京を発ち「殉国七士廟」にお参りして参りました。
場所は愛知県西尾市三ヶ根山山頂、最寄りの駅から交通の便はなく、タクシーさえも前日まで予約出来ません。
友人のマイカーで連れて行ってもらえました。
三ヶ根山スカイラインと名のついた往復420円の林道をクネクネと登ること20分、バスはすれ違いに苦労するほどの道です。往復ですれ違うクルマはゼロ。

1948年12月23日に処刑され、1949年5月伊豆興亜観音に保管され、1960年8月16日に、この三ヶ根山に移されました。

この国では未だに「A級戦犯」と言う言葉を使いますが、そもそも「戦犯」とはなんですか?主権は国家にしかなく、個人は国家にしか裁かれない。そもそも、国際法とはあやふやな定義です。少なくとも民主主義ではないです。国際刑事裁判所がありますが、米国、ロシア、中国は非加盟です。

サ講和条約で日本は東京裁判を受諾とされてますが、受諾したのは判決です。そして主権回復後の恩赦を防ぎたい思惑で入れられたものです。しかしアムネスティ条項と言うものがありまして、友好国になればそのまま恩赦になるのがそれまでの慣習でした。要するに、国家が最高主権と言うことです。それなのに、言いなりになっているのは日本政府なのです。蛇に睨まれた蛙状態で身動きが取れないのでしょう?

この「廟」は立派です。植栽の管理も、花も枯れずに生き生きと、掃除も行き届き、有志の方々が管理されています。本来は政府が管理するべきでしょう。岸信介氏、湯川秀樹氏、大島浩氏、の揮毫が印象的でした。

その隣には、大東亜戦争の兵士のお墓もあり、その勇姿を讃えることの出来ない辛さが身に沁みました。

今日の写真を添付します。

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