見出し画像

【感情と得体の知れないもの その2】

誰の中にもあるように、

私の中にも、
強い感情と紐付いた何らかの出来事がある。

簡単に言えば、「トラウマ」というものなのだろう。

「孤独感」「寂しさ」「悲しさ」「不安」

今まで私が翻弄されてきたものは、
全て「幼少期の家庭環境」に起因していたし、
親とのコミュニケーション不全があったために、
「傷」がそのまま残り、
その後の人生においても、
当時と似たような状況に陥ることで、
「傷」が反応して、
感情が強く発動してしまう。

感情が発動して困るのは、
自分がコントロール不能になることと、
コントロール不能な私によって、
被害を被る誰かがいるということ。

コントロール不能な状況に陥ることは、
空腹や眠気のように、
決して「自然に起きること」でも、
「仕方ないこと」でも「許されること」でもない。

必ず、辿れる過去の出来事があるし、
必ず解消できる。

 
そうやって私は、
自分が「襲われる感覚」になる感情を、
ひとつひとつ、見てきた。

感情が生まれるきっかけとなった古い記憶を、
掘り起こし、探し出し、特定し、
そこにいる小さな自分を抱きしめ、
当時の親をたしなめ、
その親が抱えている傷も手当てしてきた。

孤独も、
寂しさも、
悲しさも、
不安も、

「強く感じることは、もう必要ない」

そうやって、さよならしてきた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?