見出し画像

「げんかいしゃちくとふわふわのあざらし」を振り返る

読み切りを描くのが苦手すぎて、この1ヶ月は「読み切り強化月間」にしようと考えました。
その第一弾になります。(別院のR18えんぴつ漫画はノーカウント笑)



制作の経緯

まず「読み切り強化月間」ですが、クリスタに慣れるというひとつの目的がありました。そういうわけで、今回はストーリーよりも作画に重きを置きました。制作期間は10日ほど。


実は他にいくつか読み切りの案があり、既に7月中に(あの地獄の繁忙期のころ)2本ネームを少し描きつつあったのです。しかし、急に「ぬいぐるみ、しろたんの漫画描きたいな〜」と思い立ち、2本のネームをすっ飛ばして、盆明けからネームを書きはじめました。(プロットは書いてない)
企画として以前提出した「ぬいぐるみの漫画」が光の速さでボツになったショックが尾を引いていたようです。ボツになったものは全く違う内容ですが、そのうちどこかに放流したいなぁ(諦め悪い)


設定と展開について

「しろたんに癒される」漫画を描かれている方はネットを見渡すとたくさんいらっしゃるのですが、主人公が女性であることが多いので、普段かわいいものから縁遠そうな「社畜のお兄さん」を主人公にしてみました。社畜としろたんの親和性ってすごい。
ちなみに私自身リアルな話公僕なので、社畜の実態がよくわからず…。ツッコミどころも多かったかも…。すみません。

そして、リアルに私自身休職中なので、自然と漫画に自分を投影してしまいました。最初はあまりそんなつもりはなかったのですが。「むぎゅうしてあげるきゅ」のコマで描いててうるうるきてしまったあたり、そうなんだろうなぁ…。
このシーン、「帰ってきたドラえもん」のラストシーンのイメージ。

冒頭でハヤカワが先輩に言われたセリフ。「早く帰りなよ〜」「ホント会社好きだなー」はガチで私が言われた言葉です。(現実では2、3人に言われたんですが)

現実の先輩は自分の好きな仕事しかしない人で、定時をすぎたらさっと帰っていく人たちでした。(定時を過ぎたら帰るのは悪いことではないよ)
でも、その人が投げた仕事を他の人がやらざるを得なくなる→残業、という酷いサイクルが起こるんですよね。
労働環境とかの整備が整ってないのが1番ダメってのはわかってるけど…っていう。

この上「帰るのが遅いのは、仕事ができないからだよ〜」とまで言われたことがありますが、さすがにコレを漫画に入れると先輩が悪者になりすぎてしまうかな…と思ってやめました。

そして、ハヤカワは言えなかったけど、私は「帰れたら帰ってますよ!!(半ギレ)」と言ってしまった。
その場が凍りつきました(そらそーや)
言動には気をつけよう。 


さて、展開ですが、最初は「先輩が陰でハヤカワを褒めているあるいは能力を認めていることを知る」という結末を考えていたのですが、「しろたんとの出会いで人生が好転する展開」に違和感を覚えました。


「進○ゼミ」の漫画…
入会したら成績上がる!部活で活躍できる!イケメンの彼氏ができる!ってやつです。

しろたんにはそこまで求めてないからな…
しろたんと出会ったからと言って、ブラックな現状がひっくり返ることはない。
世の中そんなに甘くない。

しかしもうちょっとお話作りをちゃんとした方がよかったと反省。何の解決にもなってないからなぁ。どうなんでしょう。

ハヤカワとしろたんの出会いの場となった駅構内の「ふわふわアイランド」。
このあたりのモデルは何を隠そう、東京駅の「ふんわりストア」です。目の前にエスカレーターがあったり。でも駅の外観は神田駅、駅名は地元の地名っていうメチャクチャな設定です。最後のページの歩いてるシーンは池袋だし。旅行が生かされてる。もうなんでもアリ。

あと、書いてから気付いたんだけど、「相席食堂」って関東でもやってるんかな?ほんともうなんでもアリ。

作画について

課題だらけや!

  • 成人男性が描けない

これは最大の課題。担当さんからも「頭身が低い」と言われていたので悩みの種でもありました。普段、中学生ばかり描いているからかも?クロッキーしようかと思います。

  • ペンが安定しない

今回3種類ミックスで使いましたが、好みに出会うまで時間がかかる。フォロワーさんに筆圧設定を教えていただいたので研究します…!

  • レタリングが下手すぎる

文字入れなはれ…

  • 時短せよ!

背景をむしむしと描くのは楽しい。けど一コマ3時間はあかん…。ペンや素材の種類とか増やさんと。

  • スラックスと革靴のツヤベタが地獄

というか、ワイシャツの描き方見直さないと…シワのつき方がわからなすぎてしんどかった。

  • 定規の使い方慣れてきたよ

慣れてきてよかった。


今後は

練習のつもりであげたしろたん漫画、思ったより反響あってビビっています。嬉しい反面、気後れも…くそネガティブ…
(pixivでもあげたけど消してしまいました。いいねくれた人ごめんなさい…)

次の読み切りなんですが、BLチックなものを描こうかと思っています。今回のは二次創作(にあたるのか?)なので持ち込み投稿サイトにはUPできませんが、次の話はする予定です。
ちゃんと出来上がるか微妙なので、期待はできないかも?

おわり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?