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お芝居はいいぞ(にわかだけど)

観劇がすき。
別に演劇部だったわけでもなく、足繁く劇場に通うフリークだったわけでもないけど、好きです。
コロナ前は先輩に誘われて演劇鑑賞サークルに入っていたほどです。
半ば強制でしたが、脚本を2本書いたこともあります(なぜか)
最近とても感銘を受けたお芝居2つについて語りたいです。

劇団四季「ノートルダムの鐘」

この前仕事で四季劇場に初めて行きました。
そこで観たのが「ノートルダムの鐘」。
予備知識ゼロのまま観に行きました。
(外見にコンプのある鐘つきの青年が美女に恋をするということだけ知ってる)
控えめに言って神でした。
演技はもちろん、音圧がエグい。
「日差しの中で」は名曲すぎてうるうるきた。
フロロー判事の「罪の炎」、「うわめちゃくちゃキモい歌やな」と思ったんですが、今では大好きです。何とも表現しがたい、もどかしさというか気持ちの荒れ狂いっぷりがたまらんです。
しかしなんといっても、カジモドの名セリフ

「サンクチュアリー!!!ここは聖域だアアア!!!」

は鳥肌が立つほど圧巻でした。ブラボー!!
このシーンでご飯何杯でもいける。

ちなみにこのあと、ディズニー版も履修し、歌を覚えるくらい沼にハマりました。ディズニーはハピエンなんだが、それはそれで良い。エスメラルダはめちゃくちゃかわいい。これは惚れるよ。
けどやはりジプシーのリーダー・クロパンの狂言回しが個人的に優勝です。
もう一度観たい。いや何回でも観たい。東京が遠すぎる…

劇団☆世界一団「スペースラブ」

こちらはサブスクで鑑賞。
劇団☆世界一団は関西発祥の劇団で20年ほど前に休団、今は「sunday」と名を変えて活動しているとのこと。
パラリンピック開会式や2.5次元ミュージカルの演出で知られるウォーリー木下さんが主宰です。

昔激推ししていたthe pillowsのTRIP DANCERという曲が「645」という作品に使われていることをネットで知ったのがきっかけで「世界一団」の名前を知りました。

ステイホーム中の落書き。なぜかうちの子で描いている。本物見たことないからね…😂

「645」は何回も再演されたりミュージカルになったりNHKでラジオドラマになったり(こちらはサブタイに「大化の改新青春記」がついている。もちろん履修済み)、とても人気が高いそうですが、サブスクにはない。
よって、まだ本物にお目にかかったことがない。(ちなみに台本は買いました)
いつか配信されないかな…

で、サブスクで二発目に鑑賞したのが「スペースラブ」でした。

タイトルからしてエンタメラブ要素マシマシなのかと思いきや、結構深い人間ドラマ。
宇宙船に乗り込んだ8人のクルーのトラウマ、1人で複数人の役をこなしつつパントマイムを駆使しものすごいスピードで展開されるストーリー、効果的すぎな照明と音楽、まさかのそこでつながる?!伏線、美しすぎるラスト。
2時間弱とは思えない濃さでした。
できれば生で観たかった…!

個人的に、サイボーグのハッカとDr.アマカワがすごく印象的でした。
ハッカは終始ニッコニコで(マイクロチップのおかげでウソついたり怒ったりしない設定)すごくかわいい。
「こんな時こそ!明るく!楽しく!笑って!よろしくぅ!」という台詞、めちゃくちゃ語感が良すぎて好き。
それゆえに他のクルー達の感情の変化に全然対応できていない、浮いてしまっているのが見ていて居た堪れなかった。

Dr.アマカワはとことんお笑い要因かと思いきや、最後の決断のとき唇を噛み締めるとか、細かい仕草に魂を感じた。パントマイムとか照明とか、仕掛けに目がいきがちだけど、やっぱり俳優さん、すごいですなぁ。

一番好きなシーンは、宇宙人?アディちゃんとハッカがエレベーターに閉じ込められるシーン。
なんでそんなナチュラルに抱き上げられるの??尊いがすぎる。優勝。

うちの子で描いた完全2次創作だから本物はこんなもんじゃねぇ

観劇に感激

観劇が好き、というより、作品愛を語ってしまいました。
お芝居っていいですね。
ちなみに、わたしは漫画にスターシステムを使っています。演劇の影響ではないとは思いますが…(そこは違うんかい)
その話はまたおいおい。

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