4・#南葛SC #2023年 #関東リーグ 前期 #東京ユナイテッドFC 戦。



#南葛SC #2023年 #関東リーグ  前期 #東京ユナイテッドFC  戦。

所要があって、現地トークン観戦の応募もしなかった。
それはともかく、相変わらずの試合だった。
最終ラインが蹴るにしても、ターゲットの相手や味方、あるいは周囲のスペースなど狙いがあるべきだった。
その中で、大前元紀も関口訓充も頑張っていた。
勝てないものは勝てない。
でも、うまく地面に弾んだタイミングや相手のミスを見逃さず、難しいボールも何度もマイボールにしていた。
身長がなくても、そういうボール奪取の手段があることを教えてくれた。
もちろん、ボールロストは少ない。
関口さんが何回かボールを捨てていたが、オフザボールで出てくるべき位置に味方が出てこないから仕方ない部分もあった。
それでもキープしてほしい瞬間もあったが、この相手に限らず相手はリスペクトを持って露骨に削ってくるのでしょうがない。

敗因のメイン先週同様のそういうロンドの部分だった。
蹴りあいをするなら、バックラインも中盤もそういう構成にしたらいい。
蹴りあいをするなとは言わない。
しかし、このメンバーで蹴り合いで相手より有利だと言い切れる選手は何人いただろうか?
そこを考えてほしかった。
勝敗はしょうがないこともある。
問題はそこじゃない。

前半にツイッターに入れたが、14分、16分、20分で関口さんが左サイドに引いてきて、下平とパスをかわしながら前線を探った。
これは良かったと思う。
蹴りあいでパニックになって互角の戦いに持ち込まれるなら、一回自陣でもいいから良い体勢でボールを回し始めて、そこから前線に繋いでいけばいい。

下平さんなんかも、途中で良い時とそうでない時があったが、彼レベルのテクニックの場合、キックの距離が30mか40mかよりも、相手のマークとの距離感でストレスなく蹴れるか否かの方が大きい。
だから、ビデオにも写っていると思うが、三原からボールを貰う位置はもう少し低くサイドの方が良い。
3CBとしてサイドに行き過ぎるのが怖ければ、関口さんなり、大前さんなりを一度下げて、ゆっくり持たせればいい。
もちろん、関口さんもそうで、サイドの相手のプレスのかからない位置で、ボール1-2個分でも身体から離して持つと良い。
その場で踏み込んで蹴るのと、前や横に一歩踏み込んで蹴るのでは重心移動のエネルギーの兼ね合いで蹴りやすさが違う。
下平さんも、それを意識しないから、何度もバックパスさせられていた。
今野さんや三原さんが下手とは言わないが、技術は相対的な問題なので、下平さんが良い体勢で蹴ろうとすれば、相手はプレスの結果なりロングキック警戒で守備ブロックのどこかに穴ができる。
慌ててプレスに来れば、別の所からショートパスなりミドルパスなり、蹴りやすくなる。
だから、ワンステップでどこにでも蹴れる体勢を見せておきたい。

ちなみに、37番のGK。
筋力はあるので、もっとフォームや蹴り方を工夫すれば、ライナーのバックスピンでピッチの7割くらい飛ばせると思う。
ハイボールだから競り負けるだけで、大前元紀ならトラップしてのけると思う。
せっかく常識の外側のFWと組んでいるんだから、異次元の経験を楽しもう。

大きな敗因は、右サイドを突破されてからの失点。
2点ともそうだった。
変な抜かれ方やカバーミスをして、やられた。
だから、右サイドのウイングバックを変えればいいかと言うとそうでもない。
3バックとか4バックとか以前の守り方の問題。
フィジカル選抜に傾いた昨今、守備の基本ができていない選手は多い。
それは個人が克服するか、声を掛け合うしかない。
あのやられ方だったら、誰が出ても一緒だろう。
守備は連帯責任。
右サイドをやられると知っていれば、逆サイドや中央がはやめに引いてゴール前に守備ブロックを作るべきなのは基本だ。
攻守のフィジカルやテクニックの差を突かれて抜かれたりは仕方ない。
そうではなくて、変な抜かれ方や、そこからのカバーの稚拙さでやられたことを考えないといけない。

最後にデビをパワープレーに使ったのは良かったと思う。
けど、その前に、もっと基本的な部分をみんなでやらないといけない。
個人的には、中盤が基準点に達しないなら、前線の選手が中盤でプレーしてFWをベンチの選手を使っても良いと思う。
その結果、前線のコマが足りず、柳をFWで使わざるを得ないとしても。

中盤の選手も、まったく力不足とは思わない。
自分の良いところを見せようとして、チームとしての基本がおろそかになっているだけ。
DFとコミュニケーションをとって、ビルドアップの時に相手を間延びさせても良いし、守備の時は一発で競り勝たなくても、セカンドサードでやられない戦い方でもいい。
今後も蹴りあい主体ならばの話だけど、そういう部分も含めて、どんなやり方でもいいから修正をしてほしいと思う。

2023年4月9日18時36分 寺田次郎。

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