見出し画像

やっぱセクマイはセクマイ? 【恋バナも交えて】

突然だが 私はバイセクシャルを自認している
れっきとしたセクマイ
(セクシャルマイノリティの略称)である


こうやってカミングアウトとかいう行為をするのも最近馬鹿らしいと思っている


セクシャルマイノリティ当事者の一意見として
セクマイをセクマイじゃなく扱ってほしい
と思っているからだ


でも結局 生殖の元としてやはり男×女
という性の組み合わせではないと新たな生命は誕生しない という仕組みがある以上


セクマイはセクマイでしかない という人がいることも 理解することができる


やっぱセクマイはセクマイでしかないのだろうか


学校の授業でふと疑問に思った


そもそも私の考える
「セクマイじゃないセクマイ」
って一体どういうことなのか完全にはわからない


一応 私がその定義として考えていること↓

・「好きな人〇〇なんだよねー」という発言に
 「ふーん」で応答してくれる世界?

・受け入れられないことを恐れて怖くてカミング  アウトできない人がいない世界?

・「今彼氏/彼女いるの?」じゃなくて
 「今パートナーいるの?」と問う世界?

・男女両方に着替えスペースが確保されている世界?

・自分がそうだと自認した時に 自己嫌悪に陥らない世界?素直に認められる世界?

など色々考えてみた


私がバイセクシャルを自覚した時には
受け入れてもらえないんじゃないかと泣きながら
母に告げたことを覚えている


にもかかわらず母の反応は意外とあっさりとしたもので 逆に私が慄いてしまった


女子校出身の母にとって女子同士で付き合っていた子の存在があったからか 
身近なことと捉えられたのかもしれない


それでも受け止めてくれて 
あ 私も私でいていいんだって思えた


一緒にいる時家族は私をセクマイでなくさせてくれる


いつも通りの毎日 
カミングアウト前となんら変わらない 
そういうコミュニティが必要だと強く感じる

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ここから個人的な恋愛事情を話したい気分

バイセクシャルの人は 異性を好きになる割合と同性を好きになる割合が異なる人がいる


私は自認したてのときは同性:異性=3:7くらいかなと思っていた


でも最近は同性:異性=6:4くらいな感覚でいる
こんな感じで変わることもある

ちなみに私の今の好きな人は女の子で 
同じ部活に所属している


彼女自身ENFPと言っていた

ENFPとENTPってすごい似たもの同士だと思う


社交的だけど 1人の時間も必要なところとか
テンションON OFFの切り替わり早いところとか
飽き性で全然続かないところとか
夢中になったら止まれないところとか



1度カマをかけたことがある


彼女が私のトンデモ発言になんて返してくれるのか


それを聞いて彼女が次に口を開く時どのような
言葉が出てくるのか気になったから


「魚に感情ってあると思う?」と私がひと言


「あったら水族館の魚みんな狂ってるよ笑
でも脳の大きさ的に考えたらないだろうけどね
そうだったら面白いけどねー 私はないと思う」
と彼女が笑いながら言う


一瞬で虜になってしまった


この人は素直で 賢くて 強くて しなやかで
自立していて 折れない


笑顔が可愛くて 仲間想いで 責任感があって
たまに空気読めなくて 好きなことの話になるとブレーキが効かない 


なんか他の女の子と違う 


どことなくミステリアス

かっこいい と かわいい 
が同時に出現した 


この人を守りたい そばにいたい 愛おしい
こんな感情が一瞬にして心を渦巻いた



こんなことは初めてだった



家に帰っても 授業を受けていても いつでも
頭には彼女がいる


恋してるんだ って思った


恋が成就したわけでもないのに 心が温かかった
今恋してる自分がなんだか微笑ましかった


この瞬間がずっと続けばいいのに と思っていた




彼女は異性愛者だろう
私の直感がそう言っているし
彼女が前好きだった男性の話をしていたから


私が恋愛対象として彼女を好きで 
彼女が私を友達として好きでいてくれて


そこに深い谷が見える


頭は知っている
私たちが恋人として成立する未来は 
決して存在しないということを


心は叫んでいる
私たちの「好き」が違くたって
いつか恋人同士になれるはずだと


できることなら今すぐにでも会いたい 


好きなことの話をして 一緒にご飯を食べて


将来を語り合いたい 星空を一緒に見上げたい


先生の愚痴でもいい くだらないことでいい


ただただ会いたいだけなのに


正直 叶わない恋だと知っていても
何もできず 願望だけが生まれていくこの瞬間に


軽く絶望してしまう


私が男だったらよかったのに 
こんなことを何度考えたことだろうか


残酷だし 辛い でも仕方がない しょうがない


葛藤している


もがいている


今日も彼女が部室で見せるあの笑顔につられて
私の頬も緩む


それだけで嬉しい 
学校来て良かったと感じる


もちろん私が彼女に恋心を抱いていることを
私以外の世界中の人は知らない



ただ私は せめて学校にいる間は 
あなたのことを1番大切に思っている人でありたい

不本意なボディタッチにどきどきしているのは私だけでいいし


クラスのまだあまり仲良くない子からの
「彼氏いるのー?」の質問にどぎまぎするのも
私だけでいい


次の合宿で同じ空間で寝れるかなと期待しているのも 私だけでいい


叶わない恋でも 私は楽しみたいのだ


Ördek 女子高校生 
同部活同級生の女の子に恋しています
その恋を葛藤しながら全力で楽しんでいます

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?