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夢日記・「夢中の夢と、パン細工」2018.7.17(火) 朝6時45分

私が見た夢を、さらさらっとつづってそのままお届けします。
夢の中独特の、浮遊感、不条理感をお楽しみください。

夢日記・「夢中の夢と、パン細工」

実家に帰省中。
私の実家には、母屋の隣に倉があり、
夜、そこを訪れている。
空調のリモコンを見付けてスイッチを入れる。
ちょっと贅沢かな、と思いながら。

フロアにいくつか興味深いものがあるが、
その中に特に目を引かれたのは、
パン生地できれいな細工を作るためのセット。(?)
編み物でいうと、リリアンのための道具のようなものか。
いつの間にか私は、その箱を開けることもなく、
なめらかなパン生地で、立体的なオブジェを作っている。
ひらりと舞う半透明のシルクの衣装のような、
美しくやわらかな細工が、編み上げられていく。

突然、その光景は消え、私はそのセットの横にある、
小さな目覚まし時計を取り上げ、置いた。

トイレに行きたくなり、奥にあるトイレにいくが、
しばらく人が足を踏み入れたことがないようで、
荒れ果ててものすごいことになっており、諦めた。
私は床に、直に横たわり、眠る。
夢は見ない。最近夢を見なくなった、と思う。
夢日記のことが気になる。

次の日……。
目を覚ました私は、目覚ましを手にして、
なかなかいい目覚ましだな、と思う。
考えてみれば、目覚ましをセットした記憶も、
鳴った記憶もない止めた記憶もないのだが。

倉を出ると、コンクリートの地面に固定された、
鮮やかな朱色をした、見慣れない鉄骨が目に入る。
何かを設置するためだろうか、私は何も聞いていない。

母屋に入ると、母、妹、叔母が出迎えてくれた。ハーレムか!
玄関をあがった所にダンボールが置かれている。
蓋をめくると、お歳暮のようだ。
名前を読むが、知らない人だった。
「あら、あなたその人の名前も知らないの」、と母がなじる。
知ったことか。私は遠い昔に故郷を捨てたのだ。

全員で食堂へ向かう途中で、妹に話しかける。
「隣の倉に面白いものがあったよ、
 パン生地で芸術的なオブジェを作れる道具」

あまり興味を示さない妹。ちょっと困惑気味だ。
前を歩いていた叔母が振り返って言った。
「興味あるなら、やり方教えてあげてもいいけど、
 難しいよ」

「難しいよ」……。
その言葉、どこかで聞いたような?
あれは確か……。
私は遠い日の、ある人との会話を思い出していた。

そこでふっと目が覚めた。
やった、久々にストーリーのある夢が見れた、と思った。

<おわり>

どうも連休中の体験と、
最近情報収集のためにプレイしている、
あるゲームの影響があるっぽいです。

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