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株式購入シミュその7・「ラストのカードに売りフラグ点灯!」

私がスクリーニングした銘柄を、購入したと仮定して損益をバーチャルに確認してみましょうという企画のその7です。

前回はこちら。前回は、①現在の株式市場の様子のご説明、②楽天グループ売却後の様子のご報告、③さらにもう1銘柄、売りフラグが立ちましたというご報告、でしたね。

今日は①現在の株式市場の様子、②6208石川製作所のその後、③最後のカード、カシオに売りフラグ点灯、という内容でお送りします。


①現在の株式市場の様子

日経平均、3日続落で509.40円安の「37,961.80円」で取引終了…約2ヵ月ぶりの37,000円台へ(THE GOLD ONLINE) -Yahooニュース

まあ、想定の範囲内。「企業の業績がアップして、それが株価に反映されて株価が上昇している!」、っという報道がなされていましたが、私はそれを、眉唾だなあと思ってみていました。

今の企業に、政府によるバラマキとか法人税減税以外の、業績アップの要因が私には見つからないんですよね。

「そんなことないっ! 円安によるメリットで、輸出業は実体のともなう業績アップをしているだろ!」っとおっしゃられるあなた。それは一面正しいのですが、その円安が止まった時点で業績が悪く見えるという諸刃の剣。そんな危ういタイトロープの上のパフォーマンスで、「わーい景気あがったー」、と言っていいものでしょうか? 答えはノー。

つまり現在の株価上昇が、円安によるものだとしたら、それは付け焼刃の強くたたけばこぼれてしまうような、もろい剣。そのうち崩壊がくるはずで、その崩壊のサインが、3日続落ではないのか。

だとするとこの「新NISAでバカ上げした株価の、反動による暴落」は、多くの新規参入者の資産をふっとばす破壊力を、今後発揮するのではと私は推測します。まあでもそれは、短期的なものであり、そもそもNISAとか新NISAは、長期保有を前提とした、積み立てによる投資が前提なので、3日程度の続落では動じないくらいの、長期的な視点をお持ちの方々なのでしょう知らんけど。

まあ確かに今は、AIによる自動売買が大きく株価を左右するような時代であり、3日程度の続落で一喜一憂しているようでは身が持たないのですけれど、新NISAで株に新規参入された方達は、その覚悟の上で、投資をされたのかが気になります。

まあ、株への投資というのはギャンプルへの投機とおんなじで、「ただちには生活に影響しない、余剰資金で行う遊びの範囲で」という原則をちゃんと理解した上で株にボーナスや年金をぶっこんでらっしゃるなら、全く問題ないですね(笑。

②6208石川製作所のその後

昨日売りフラグが立った、6208石川製作所。今回のシミュレーションのルールで、売りを発注できるのは取引が停止される15:00から、次に取引が開始される翌日の9:00までの間の、成り行き注文のみ。売却価格は、成り行き注文なのでバラツキが結構あるはずですが、翌日の始値で売却できるものと仮定します。

結果、どうなったか。

うぎゃあああああ、大暴落(笑。

今日の15:00には、1,295.0円まで下げてしまったのですが、ルール上、成り行きの売り注文を出した石川製作所の株は、運よく始値の1,373円で売れたことにします。ほっ(笑

その結果、損益はどうなったのか、見てみましょう。

4月17日の、石川製作所の「1,373.0」というのが、今日の始値です。4月3日には、1,372.0円だったので、1株当たり1円の儲け。購入株数は100株と想定していますので、1円×100株=100円の儲けです、やったああああ(白目

まあぶっちゃけ100円の儲けなんて、こうやって何株も売買していたらその手数料だけで大赤字になっちゃうほどの、ゴミのような儲けです。

まあそれでも、売り注文を出さず1,295.0円まで下落してしまったとしたら、(1,295.0-1,372)*100株=-7,700円、つまり7千7百円のマイナス! それが100円のプラスですんだのだから、良しとするべきでしょう。

このように、株というものは、上がっては下がり、上がっては下がりするものです。「常勝のカリスマ株トレーダー」、みたいな人がもしいるとしたら、勝者だけがクローズアップされて報道されるという結果の、「生存者バイアス」でしかないと、私は思います。野球をがんばる少年たちのほとんどが、大谷選手にはなれないのと同じです。

③最後のカード、カシオに売りフラグ点灯

なんだか私の設定した「売りルール」を回避して、私のこのシミュレーションに大損害を与えていた問題児のカシオですが、今日あっさりと売りフラグが点灯。ほっとしたのもつかの間。

昨日は2,250円の損益マイナスだったカシオですが、今日は4,050円のマイナス!

現在の、確定ずみの損益はというと、+3,170円。それを吹っ飛ばすほどのマイナスとなってしまいそうです!

実際の、カシオ売却による損益が確定するのは明日の午前9時。それまでに株価が上昇して少しでも損失を減らしてくれるか、それともさらなる暴落で、今回のシミュレーション企画に大きな痛々しい爪痕を残してくれるのか。

いずれにせよ、カシオが手持ちのカード5枚のうちの、最後のカードですので、その明日の始値によって、今回のシミュレーションの勝敗が決定いたします! さてさて、どうなりますやら! あはは、あははははは(錯乱。

なお「対象外だけど今後注目」として表にお示ししている、6894パルステック工業については、色々語りたいことがあるのですけど、あまりに情報が多いと記事の主旨が伝わりづらくなるため、この企画が落ち着いてから、ご報告したいと思います。

ではでは今日はネムネムなのでここまで。明日もお楽しみにー。

次回はこちら:

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