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株式購入シミュその8・「全銘柄の取引終了。今回の5銘柄の損益確認」

私がスクリーニングした銘柄を、購入したと仮定して損益をバーチャルに確認してみましょうという企画のその8です。

前回はこちら。前回は、①現在の株式市場の様子、②6208石川製作所のその後、③最後のカード、カシオに売りフラグ点灯のご報告、でしたね。

今日は①現在の株式市場の様子、②カシオ売却のその後、③今回の取引のサマリー、という内容でお送りします。

絶好調なスタートで、「この企画、5銘柄売却するまでにいつまでかかるのだろう」と不安に思っていたのですが、10日で決着。ほっとしたような、残念なような(笑


①現在の株式市場の様子

いやあ、なんというか。

日経225がこんなに乱高下するって、私はあまり記憶にないのですが、忘れているだけかも知れません。

そもそも日経225というのは、株式市場の大まかな状況の把握のために、代表となりうる225銘柄を日本経済新聞社が選び、その平均の推移をグラフ化したものです。

その日経225が、こんなに乱高下しているというのが、現在の日本の株式市場の混乱ぶりを、象徴しているのではないでしょうか。

「株は長期的に見れば上がるのもの」

まあそれは、間違いではないのですけれど、

「さらに長期で見れば、株は上がったり下がったりして、平均するとプラマイゼロになる」

でね。

「長期的に見れば」って言ってるけど、その「長期」ってどれくらいなんですかっていうことですよね。

今は株の売買に、プログラムとかAIが使われる時代。そんな時代の「長期」なんて、せいぜい1分とか数分。

AIが高速に売買している間に、人間はうろうろ、おろおろして機会を逃してしまい、大損害。今はそんなのが主流なのですよね。

昨日暴落した株価が、今日は持ち直したとして、それは買いなのか売りなのか。その「持ち直した」というのが、AIが巧妙にしかけたトラップなのかも知れないのですよ、奥さん。

②カシオ売却のその後

5銘柄中4銘柄に売りフラグが立ったあと、1日だけ頑張っていたカシオ君ですが、そのあと白旗を上げて売りフラグ点灯。

その結果どうなったのか、ご覧いただきましょう。

昨日の終値で1,304.5円だったカシオの株価は、今日の始値では1,310.0円と上昇。さらに今日の取引で価格が上昇し、最終的に今日の終値は1,323.5円と微増。

今日の終値を見て、「ああ! もうちょっと持っておけば!」、というのは結果論。そういう判断ができる予知能力者なら、今頃億万長者でしょう。

③今回の取引のサマリー

ということで、5銘柄購入してそれを運用してみるという今回のシミュレート企画。

その結果はどうなったのか。

先ほどご覧いただいた表を、もう一度ご覧ください。


4月18日の列の「損益合計」という欄が、今回の(バーチャルな)取引で得られた損益です。結果は、マイナス330円!

「10日もかけて、マイナスかよ!」、という意見と、「マイナス330円ですんで、よかったー!」、という意見、どちらも正解です。つまり株は、ギャンブルと同じで結果オーライ。その結果をどう解釈するかは、人それぞれ。

映画に例えてみましょう。めちゃくちゃ期待して、わくわくしながら映画館に足を運んだ結果、期待ほどには面白くなかったとします。その結果、「こんなつまらない内容ならおいしいものでも食べときゃよかった。金返せ!」、となるか、「思ったほどではなかったけど、それが確認できてよかったし、劇場で見たことで、みんなと空気を共有できて、よかった」と思えるかはその人次第。

もっとわかりやすくいうと、

・株は、ギャンブルとか映画と同じような娯楽でしかない。余裕のない人が、なけなしのお金を使って体験し、どん底に落ちようともそれは自己責任。その人の余裕の範囲内で楽しむべきもの。

・なので、①このまま何もしないと、どんどん円安が進んで、円の価値は目減りするよー、②今なら新NISAで、株への投資がしやすいよー、さあさあ、どうするどうする?! という煽りは上記の「株は余裕の範囲内で」を逸脱した、脅迫まがい・詐欺まがいの犯罪すれすれの発言。

ということなのですよね。

まあ今回は、330円程度のゴミのようなマイナスにおさまってくれて、よかったです。厳密にいえば、それに手数料というマイナスが加算されてくるのですけど、それは勉強代と割り切るべき。

まあ世の中には、株だけで10億、100億と儲けている人もいらっしゃいますが、私から見ればそれは、①「その7」でものべた、生存者バイアス、②犯罪すれすれの脱法行為によるもの、のどちらかです。そんなものには、期待しないようにしましょう。

ということで、今回のシミュレーション企画では、株を長期に保有して気長に儲けを待つのではなく、売りのタイミング、買いのタイミングを積極的に活用することで損益はどうなるのか、というのを検証しました。

その結果、「61万円を運用し、10日で資産は乱高下。一時は利率3%を上回る瞬間もあったが、結局300円のマイナス、てへペロ!」、という結果になりました。

まあ私から見れば株ってこういうものです。いうなれば宝くじと同じ。買わなければ当たらないし、買ってもそうそう当たらない。でも参加することで夢を持つことが出来る。わくわくできる。って、それってギャンブルと同じですね!

ということで、「5銘柄購入したことにして、その5銘柄を売ったと想定しての損益を確認する」という企画は終了ですが、次回からは、①今回購入対象外としたけど、監視対象としていたパルステック工業について、②今回のシミュレーションからわかった私の売買ルールの改善点、③なぜ私は、購入した(という設定の)6952カシオの株を早々に売りたいと思ったのか、についてご説明していきたいと思います。

おたのしみにー!

次回はこちら:

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