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宇宙人探しに協力した話

★科学的なお話だよ

時は西暦2000年ごろ

スパジは子供の頃から
宇宙が大好きでした。

そしてパソコン等の
IT機器も大好きでした。

2000年ごろに
SETI(Search for ExtraTerrestrial Intelligence)
という地球外知的生命探しプロジェクトの一環として

SETI@Home
というプロジェクトが始まりました。

これは
電波望遠鏡の膨大な受信データの中から
知的生命体が発したであろう
規則的な電波を探索する
というものです。

人間も、テレビやラジオ、通信などで
電波を使っていますが
地球外の知的生命体も
きっと電波を使っているだろうと想定し

地球外知的文明は電波を使っているだろう

自然界にある電波パターンとは違った
規則的な電波パターンを
見出そうというプロジェクトなのです。

しかも・・・
その膨大なデータ処理を
ひとつの組織だけではとてもできないため

多くのパソコンを利用しようとしたところに
面白みもありました。

当時のコンピューターパワーなどは
現在と比べれば相当低いものです。

またひとつの組織が使える
コンピューターパワーは
限られたものになるでしょう。

なので、
全世界からボランティアを募集したのです。

pcの分散パワーを利用

個人や組織が持っている
パソコンの空き時間を使って
スクリーンセーバーとして
電波望遠鏡のデータを解析するのに
利用したのです。

私達は
プログラムをインストールして
パソコンを使わないときに
そのスクリーンセーバーが動くようにセットします。

スクリーンセーバーが起動すると
電波望遠鏡のごく一部のデータを
受け入れ解析するプログラムを走らせ
結果を送信するのです。

これは面白い!!!!

スパジはもちろん
参加しました。

この方式が画期的だったのは
分散コンピューターパワーを
使おうと考えたことです。

いまなら
データの分散とかあたりまえですが
当時
この発想をしたのはすごいと
思います。
(今でもそう思う)

自分のパソコンが行った
データ解析が
宇宙人探しのお手伝いになるなんて

なんとロマンあふれることでしょう。

当時そう思いました。

結局
SETI@Homeプロジェクトは
大きな成果を残すことなく
2020年に終了しましたが

SETIは継続されています。

スパジは
SETI協会からの
メルマガは今でも
受け取っており

わずかながらですが
寄付でもしようかな
なんて思っているところです。


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