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生涯のお気に入りアルバムを10枚

「ほんとうに衝撃を受け、かつ今でも聞き続けている(ごくたまにであっても)生涯のお気に入りアルバムを10枚。毎日ひとつずつジャケを投稿する。」というバトンがSNSでまわってきました。わたしはこういうベストアルバム的な話題が好きなのでホイホイと受け、人にも振りました。
ツイッターでは35DH-1さんから、フェイスブックでは小里誠さんからご指名いただきました。
以下、10日分の10枚のまとめです。
                                                     

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1.The Beach Boys / Pet Sounds (1966)

私が高校生の頃、佐野元春がディスクジョッキーのラジオ番組で何週かに渡ってペットサウンズのアルバム全曲をかける特集があり、その時に初めて聴いた。目眩く音体験だった。聴いてる間幻覚を見てた気がする。その後楽しくレコードを聴いているが、最初に聴いた時の感動にはもう届かない。CDだと特に遠く別物となる。しかし、ある日大きなライブハウスでDJ時にレコードでペットサウンズの曲からかけた時、初めて聴いた時の感動に迫るものすごい音に感じたことはあった。ペットサウンドはヴァイナルで聴くのがおすすめなレコードです。


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2.RED BOX / THE CIRCLE & THE SQUARE (1986)

RED BOXもやはり佐野元春のラジオで知った。番組でかかったRED BOX「Heart of the sun」の12inch ver.を聴きながら部屋の掃除をしていたら、興奮してきてハタキを振り回しすぎて電球を割ってしまったという文字通り電撃的な出会い。すぐにオープンしたての名古屋のタワレコに『The Circle & the Square 』を買いに行った。自分にとってはビーチボーイズ『Pet Sounds』と双璧なPOP金字塔。当時イギリスでそこそこヒットしていたが、今の若い人にとっては歴史に埋もれてる様な存在かと思う。特に日本では。ニューウェーブっ気はゼロ、ROCKっ気もゼロ、毒っ気のないクリーンなイメージだからあんまりミュージシャンがフェイバリットとして名をあげることがない。ポップスだけども、ネイティブアメリカンの思想や音楽に感化された音楽性がほんのりエキゾチック。素晴らしい名盤だと思う。

高校生当時に描いてた自作のこの漫画で登場人物が歌ってる歌はRED BOXの「lean on me」です

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3.竹村延和 / Child's View (1994)

竹村延和は私より1才歳上。このアルバムがリリースされた94年当時で24歳くらい。そんなに若くしてこんな美しくて音楽性が高いアルバムを作ってしまった竹村延和は驚異だった。その後竹村延和の個人レーベルから私がデビューすることになるとは夢にも思わずただただ聴き惚れていた。丁度妻が妊娠してる時期だったのでそれまでパンキッシュな音を良く聴いていたところ、このアルバムや、ブラジルのトニーニョ・オルタ、トムジョビン、ジョアン・ドナート、ジョイス、などボサノバ系の音楽を家では聴くようになっていった。


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4.佐野元春 / VISITORS (1984)

『VISITORS』は佐野元春唯一の大冒険盤である。ここまでやりたいようにやりきってるアルバムは他にみあたらない。『SOMEDAY』→『VISITORS』という飛躍があったからこそ今でもどこかで佐野の新作にはそれに近い過激さを期待してしまう。良いアルバム好きなアルバムはその後いくつもあるけど、今のところその期待に応えてくれたことは一度もない。


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5. TOM JOBIM / ANTONIO BRASILEIRO (1994)

私にとってアントニオカルロスジョビンの世界への入り口はこのラストアルバムからでした。全アルバム揃えたけど、このアルバムが最も暖かく、キャリアの全てを集約している感じがあって大好きです。宇宙!

              

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6.BOB MARLEY & THE WAILERS / TALKIN' BLUES (1991)

ボブマーリーの歌は軽やかでとてもいい。自由にリズムを遊ぶ。ジャズだな〜と思う。ファンキーだな〜と思う。ウェイラーズの演奏も同じく。聴いてると興奮してしかたなくなる。こうありたいという理想形。ひょっとしたら自分の歌に一番影響あるかもしれません。このアルバムは70年代前半のスタジオライブやアウトテイクを集めた編集版。正規のテイクよりもリラックスした演奏に聴こえて好き。


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7.FISHMANS / Neo Yankees' Holiday (1992)

フィッシュマンズは1st発売当時から親近感を持って聴いてたけど『Neo Yankees' Holiday』でのzakの処理する音の良さは衝撃だった。その後のzakが関わった音源やLIVEは全て最高。


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8.じゃがたら / ごくつぶし (1989)

アルバムというか1曲目の30分もある大曲「SUPER STAR?」だけを延々聴いていた時期があった。ドラマチックなラテン交響曲。完全に体に染み込んでいるにもかかわらず今でもかけると血が煮えたぎる特別な1曲。


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9.Aphex Twin / Richard D. James Album (1996)

アシッドでも無い テクノでも無い アンビエントでも無い インダストリアルでも無い ヒップホップでも無い ドラムンベースでも無い ブレイクコアでも無い この時期だけのほんとにミュータントな音楽。素晴らしい。


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10.PRINCE / LOVE SEXY (1987)

飛ばす曲もあるが、一番レコードプレイヤーにのせた盤。他のアルバムにはない様式を感じるし、ジャケット同様な艶かしい音の諸々がたまらない。


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10枚じゃ全然すっきりしないから足していくかもしれません。

この記事の投稿スタイルはpwmさんを参考にし(パクリ)ました^^(2018.6.23)



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