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本田圭佑、ちきりんから考える「自分の頭で考えよう」

今日はアツい話です。

読んでくださる方はお覚悟をw

教育に関する話です。

やはり教育への興味が強いからか、どうしても熱がこもってしまいます。

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本田圭佑さんが学校をつくると話題になっていました。

たまたまおすすめに出てきた彼のYouTubeを見ました。(多分サッカー動画見まくってるからですねw)

「なぜ学校を作ろうとしたのか」

「日本の教育の問題点はなんなのか」などについて、

いつものように熱く熱く思いの丈を話していました。

動画の中で、こう言っていました(一部抜粋)。

今時代はすごいスピードで変化しているし、必要な能力っていうのも変わり続けているわけです。方法論じゃないんです。スキルの問題じゃないんです。その一歩手前に戻らないといけないんです。変化に対応する能力、しうる能力っていうのが大事なんです。それが何なのかっていうと、自分で考えて行動するっていう力なんです。



全く持ってその通りだと思います。

今まさに私自身も仕事中であったり、

プライベートではnoteを使ったりして

「自分で考えて行動する」のトレーニングをしている最中です。

コロナで安易にマスクをつけている人が増えているけど、それってどうなの?について考えた記事や

https://note.com/suppin1990/n/n83da3131c6eb

「共感力をつけよう」みたいな自己啓発系の本が多く出回っているけど、そもそも共感って「正しい」ことなんだろうか、について考えた記事などを公開しています。

https://note.com/suppin1990/n/n766104d4d1b6

本田圭佑さんの言う今の教育に足りない点は、

まさに私自身も感じている「自分の頭で考える」トレーニングが不足している点だと思います。

ちなみに、「自分の頭で考える」について、以前の記事でも書いているので、今に始まった考えではありません。

https://note.com/suppin1990/n/n6f5d778a5918?magazine_key=ma6dc8b35c4fc

エンジニアになってから気づいたので、特にここ1年で強くそう思うようになりました。

「自分のアタマで考えよう」

2011年10月、社会派ブロガー?のちきりんさんが「自分のアタマで考えよう」という本を出版されています。

ご存知の方も多いと思います。

大学生の時に読んだので、多分7年前くらいかな。

その時は、「へー、なるほど。勉強になるなあ。」くらいで、自分の意識を変えるほどの影響はありませんでした。

ただ、エンジニアになり、noteで毎日思考し書き出すようになってから、

「自分の頭で考える」ことの重要性をひしひしと感じるようになりました。

今ようやく世界では、本田圭佑さんのように「自分の頭で考えて行動すること」の大切さを説く人は増えてきていますが、

それを9年前にバシッと本にして伝えているちきりんさんはすごいなぁと、今になって思うのです。

本当の意味で、先見の明がある人なんだろうと思います。

"自分の頭で考えない"ことの弊害

ここまで、自分の頭で考えることの重要性を解いてきました。

では、自分の頭で考えて行動できないとどんな弊害があるのでしょうか。

それは、"応用が効かないこと"だと、私は思います。

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私は今未経験エンジニアの指導も業務の一環として行っています。

IT系に関わらず、モノづくりって一つパーツを作ったら、それを元に似たようなパーツを作るということは多々あります。

例えば、ロボットを作るとなったら。

まず、右腕をつくります。

すると右腕の設計図や、作った経験を元に

左腕を作ります。

違う点は右手と左手のみです。

右手は左側に親指があるけど、左手は右側に親指がある、といったように反対になっているだけです。

そこ以外は、左腕を作った設計図や経験を応用すればいいだけです。

ただ、未経験の人はそれができません。

なぜなら、左腕を作る際に自分の頭で考えてつくっていないからです。

有識者に

「どうやって左腕作ればいいですか?」

「次に何をすればいいですか?」と

常に受け身で作業に取り掛かっているから、いつまで経っても、点が点のままで、線にならないのです。

今自分が何をしていて、

左腕がくっつく仕組みはこうなっていて、

ちゃんと腕が自動で曲がるようにするには、ここの回線を〇〇部分から△△部分まで1本で繋ぐ必要がある

みたいな。

常に理屈や仕組み、疑問などを考え、理解しながら作業していないから、

「さあ、次は右腕を作ろう。左腕作ったからわかるよね?」と言われても、

「何からすればいいですか?」とか

「右手と左手は逆なのでわからない」みたいな事態に陥ってしまうのです。

日々、自分の頭で考えてる人は応用が効きます。

一度話を聞いたら、

「説明ありがとうこざいます。ということは、左手を作る場合は、このパーツとこのパーツを入れ替えればいいだけですよね?」

みたいに、すぐに応用パターンのイメージが沸きます。

自分の頭で考えないことの弊害は、

洗脳されやすいとか、

人を苛立たせやすいとか、

他にも色々あると思いますが、今一番深刻だと思ったのは、"応用が効かないこと"だと私は思いました。

おもしろい時代

2010年の南アフリカワールドカップ。

私は本田圭佑さんの4番のユニホームを購入し、

それを着てテレビの前で応援していました。

そんな彼と、教育に関して同じ想いを抱いているっていうことが不思議だし、おもしろい時代だなあと思います。

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はい、というわけで改めて"自分の頭で考えよう"について、私の意見を書き出してみました。

いやー、書くのが止まらなかったですw

というのも、その弊害を仕事を通じてヒシヒシ感じているからですかね。

別に悪口ではなく、

未経験の子は本当に"自分の頭で考える"が出来ていません。

「これってそのまま実行していいんですか?」

「どれをコピーすればいいですか?」など、

自分の頭で考える前に、「教えて教えて」状態になってしまっています。

その子が悪いのではなく、

本田圭佑さんの言う通り、完全にトレーニング不足です。

理解が間違っていたっていいんです。

その時は正せば良いのですから。

「(資料を読み込んだり、自分の頭で考えた結果)これをコピーすればいいと思いますが、どう思いますか?」といった質問・提案が出来れば、

「その通りだと思うよ」とか

「いや、この資料読む限りは別のファイルをコピーするのが正しそうだよ」

みたいな建設的な会話ができます。

「わかんないから教えて」では通用しない時代がとっくに来ているのに、

わかんないことにぶち当たった時のトレーニングが圧倒的に足りていないんですよね。

こればっかりはトレーニングを重ねるしかないので、私自身もすぐに回答せず、

「あなたはどう思う?」

「そう思った根拠はなんですか?」と

ちょくちょく聞くようにしています。

すごく時間がかかるのですが、致し方なしです。

年なんか関係ないので、

今からでも"自分の頭で考える"習慣を是非是非つけていってほしいなと思います。

本田さんと一緒に、世界変えるかな。

なんてw

おじゅん

ありがたいですがサポートはお気持ちだけで大丈夫です。ありがとうございます。