痩せたい 10

情報のノイズと精査

昨日立てた対策が信頼できる内容かどうかに迷いが生じた。理由は仕入れるサイトの情報に、健康上のリスクについて触れダイエットに触れないタイプの、コンプラの関係で逆説している記事が数多く存在し混乱を招いていることだ。要はそれだけ危険度の高い手段であることは確かだろう。
どの対策にも、健康上・体型改善上の一長一短がある。自分が行なっている対策を整理して列挙し、それらにシナジーがあることや、条件付きのリスクを改めて把握することが必要に思われたので、ここで一度考えてみる。
参考文献があまりに多すぎるのでここでは割愛する。

・飯を抜く(糖質・炭水化物制限)
厳密に言えば糖質も炭水化物も摂っている。具体的には朝のオールブランやコーヒー牛乳、夕飯のコントロールできないランダムな品目はいずれも両方含まれている。だからこの場合、完全な制限ではない前置きをしておく。
cons.
- 体力や筋肉を落とす、脳の働きが鈍る
- バランスを欠く事による健康リスク
- 水分量が落ちるだけ、リバウンドしやすい
pros.
+ 基礎代謝を越えた摂取時、余分エネルギーが脂肪にならない
+ むしろ必要量とされる炭水化物は六割以上は健康リスク
+ 体重は落ちる

体力・筋力・脳機能を落とすというのは致命的弱点に思われる。この説があるから僕は完全なカットを行わないように努めている。
脂肪の燃焼はともかくとして体重は落ちるというのは、僕の初期コンセプト上完全に正しい。僕はやつれたいのだ。むくみが改善されるというなら喜んでやろう。
それはそれとして面白い結果が出ている。炭水化物を制限することが健康によいとする記事(東洋経済等)、欠くと健康リスクがあるという記事(多すぎ)が混在している。両立しているのかもしれないが、分量で見ると完全な矛盾を示している。
それゆえTwitterでこの項目について意見を募ったところ、「完全カットしたら20kg落ちたが、肝機能に不安が出、やめたら30kg増えた」「脳のパフォーマンス低下が著しい。異変を感じたら量を弁えるべき」という割と体験に基づいたネガティブな意見が多かった。

・虚空を殴る(有酸素運動)
厳密な有酸素運動というと少し違う気がしている。
虚空殴りには膝を使う動作も、慣性に逆らって反動を活かす動きも含まれるので負荷が必ずしも低い訳ではない。この手の議論に良く登場するのは「運動強度」というもので、自重や他重を支えて反発を起こす系の筋トレは強度が高く、ジョギング程度は強度が低いというものだ。それゆえ多くの場合有酸素運動をこの低強度として判断した意見が多くなる。
cons.
- 消費カロリー上での時間効率が悪い
- ある程度鍛えられた人間には筋肉を増やす効果がない
- リバウンドしやすい
pros.
+ 心肺が鍛えられ、短時間運動に下駄を履かせられる
+ やるだけ体重が落ち、内臓脂肪に特効がある
+ 負荷が低く毎日行える

内臓脂肪特効は効果が出ているだけに無視できない。腹は丸いが、丸みは明らかに軽減されつつある。
気になるのはリバウンドしやすいというデメリットだ。炭水化物の欄でも書かれていた。負のシナジーが生まれている可能性がわずかにある。
メリットが大きく今の自分に合ったものなので続けていく方針だが、試しに休めた時に何が起こるのかは気になるところだ。

・高タンパク食
そこまで深刻なやり込みを行っていない。プロテインを飲まないし、過度なものではない。
cons.
- 水分を摂らないと肝臓に負担が掛かる
- 量を摂りすぎると吸収されず脂肪になる
- 高カロリー化
pros.
+ 運動に応じて筋力増加
+ 自律神経の調整
+ 通常状態での筋力維持

水分については一日に3-4リットルの水分を摂っているので別に問題はない。
酒も飲んでいないし、グラフを突き抜けるほどの量は摂っていない。不安があるとすれば乳酸がかなり出る運動との食い合わせが、水分を摂ってなお肝臓に悪いかもしれない事だ。
高カロリー化については、どうせ虚空に消えるため構わない。昨日の現状を考えれば、むしろ明らかにカロリー自体が足りていない。

まとめると、昨日の対策で別に構わなさそうだ。
唯一、昨日不要だと断じた炭水化物については慎重になるべきだ。自分の体で人体実験をした貴重な失敗経験が寄せられている以上、二の轍を踏むわけにはいかない。具体的にはPFCバランスグラフ上の、五割のラインを上手く攻めていく。
データ面での不足として、普通に諸々の筋トレはやった方がよさそうだがストレスが半端ではないので今は選択肢から外れている。
リバウンドだけが光ってリスクに見えるが、一度リバウンドでどれだけ戻るのかを確認した上で再検討すればよい。

責任を持てない

いきなり何の話を始めるつもりだ。
僕はダイエットの仕方を参考にされても、責任を持てないという話だ。
世の中の専門家ですら意見が割れ、宗教戦争しはじめる情報の不安定さの上にダイエットは成り立っている。

自分の身体の健康は自らを縛る檻のようなもので、時限性の健康はしばしば信仰対象になりがちである。健康が改善されるエビデンスを捏造すれば簡単に納豆がスーパーから消える事や、ガン治療に効果があると主張するエセ科学団体を見よ、だ。
悪意があるにせよそうでないにせよ、様々な分派に分かれたこの宗教は、それぞれの祈りの作法や教義がまるで違う。

僕の作法は僕のものであって、他者に勧めるものではないことを前置きしておく。これは啓発ではない。日記だ。

今日何やったか

必要なカロリーが全然リザーブ出来ない。
もうダメだ、おしまいだ。余計なもん食いまくってタンパク質も脂質も限度値ギリギリで止まってくれているのだが、カロリーの半分が一時間の虚空で完全に消滅する。炭水化物は限度値の半分でぴったり止まった。普段食べている朝食昼食に、何か一品足すと満腹感と炭水化物が摂れる。
なんというか、一度運動を取りやめるとどうなるのかを実験したくて仕方がない。

虚空殴りは今日は比較的楽だったが、途中から頭がぼんやりしてきて、あっこれはヤバいぞ、でも続けられるしな、でもヤバいな……というのを考えながら気づいたら一時間が過ぎていた。なので、昨日ほどの疲労が来たかどうかはわからない。

フックの音が半端ではなくなっている。多分腰を捻るときの筋肉量が僅かでも増えているのだろう。触っても分からないし丸いのだが、多分そうだ。
遂に左右ステップが解禁された。ただ、僕が虚空を打つスペースの左右はゆとりが一切ないため、本棚や机のレイアウト変更が必要だと分かった。
ただやはり動き自体は楽しく、動くと重心がこっちに寄るはずだから、戻すついでに殴れというようなコンビネーションを指示される。僕の好きな動きだ。

結果

70.2kg(±0)。
何だこれ?
こうなってくると余計に分からない。今日食った無駄なものは朝のゆでたまごと昼の茶碗蒸しくらいなものだ。
昨日の減り方と今日のこれは、何?
保留させていただく。

腹は

丸い。

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