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脚本家今井雅子さんとの出会い

今井雅子さんとは、今から20年前、2002年のNHKラジオドラマ青春アドベンチャー 稲生平太郎原作 今井雅子脚色保科義久演出の「アクアリウムの夜」で出会いました。このドラマは、ホラーで10回シリーズでしたが、最後まで台本を渡されていなかったので、毎回出演者内で結末がどうなるのかで盛り上がりました。

NHKのラジオドラマは、17歳の時から出演させていただき、たくさんの台本を読んできましたが、この時の今井さんの台本が今までとは違って、とても台詞が言いやすく、運びもうまく、センスがいいなぁと感心したのを覚えています。

また、その時の彼女の服装が、色がきれいでとっても可愛いというか、人を楽しくさせるファッションで、なんてキュートなんだと、とても印象に残ったのです。 https://lit.link/masakoimai

余談ですが、主演が松田洋治さんで、モノローグが多かったので、彼の台詞を聴くたびに、『もののけ姫』のアシタカだ!とひとりほくそえんでいました。

その後私の公演を観てもらったり、2回ほど会食しましたが、ご無沙汰になっていました。

ところが、昨年2021年2月にクラブハウスで再会し、とんとん拍子に話が進み、また彼女の書いたものを読ませていただけることになったのです。

何と19年ぶりに!

「さすらい駅わすれもの室」より、7作品も。
https://note.com/masakoimal/n/n7368432b3077

わすれもの室に届けられるモノ、または忘れ物を探しに来た人から
物語は始まっていきます。
忘れられたモノ、忘れられないモノ、ヒト。
今井さんの着眼点、お話の転がし方に感心するばかり。
そして、言葉遊びも。

すっかり気に入ってしまい、私は一人で語るより、音楽もつけてもらい
コラボしたら、もっと世界が広がるのでは、、、と、ある人の顔が突如浮かんだのです。

友人を介して知り合った、ピアノ弾きの田中恭子さん。

ちょうど二人とも、コロナで仕事を失い、時間がたっぷりあったので、
毎日のように、午前中クラブハウスで稽古し、告知しては、夜にまたクラブハウスで披露していました。

彼女はもともと、映画音楽が好きで、次々にお話にあったオリジナル曲をピアノに乗せて弾いてくれました。
それは、とても面白い試みでした。
遠く離れたそれぞれの家から、私は語り、彼女はピアノを弾き、クラブハウスの中で聴いてもらっていました。
今井さんも忙しいのに、毎回聴きにきてくださいました。。

今井さんと偶然にもクラブハウスで出会い、作品を読ませてもらい、クラブハウスで感想を聞き、それを参考にまた読みを考えてみたり。
今井さんのほうでも、私の語るのを聞いて、手直ししたりと、とても充実した豊かな時間でもありました。

今井さんの紹介で私の部屋に来てくれる人が毎回増えるばかりか、
私の主催するオンラインの朗読教室の生徒さんも増えました。

今井さんの大らかで優しいお人柄が、多くの人を惹きつけ、大きな輪ができています。彼女の作品を大勢の方が読み、またそこから次の作品も次々と産み出されているようです。

素敵なことです!!

今井さん、待ってます、またお話よろしくお願いします!!



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