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星野源 POP VIRUS、名古屋ドームや札幌ドームに行ける人は行ってください、という簡単なメモ書き。

POP VIRUSの京セラドーム大阪を体験してから一週間以上経って、なぜか踊りたくて仕方ない毎日である。あのポップウィルスというものに感染するというのは、踊りたくなる、ということなんだな。恐るべし、イエローダンサー。

ということで、先週、幸運にも星野源 POP VIRUS 京セラ大阪ドームの2日目を体験することができた。

誰も置き去りにせず、しかもほぼ等身大のまま皆をドームまで引き連れてきてこの大団円の輪に入れることに成功している星野源は、ほぼ発明に近いことをしていると思った。もちろんここまでの簡単ではない道のりも見てきているからこそさらに凄みを感じるのだが。
1981年生まれの誇り。源氏!

星野源 5大ドームツアー「POP VIRUS」ソロアーティストの名義でドームツアー、源さん一体どんなことやってくれちゃうんだろうか 絶対に観ておきたい と思っていたがそう簡単に行けるはずもなく(というかまだ師走みたいに突っ走る1月を続けていたら本当にチケットもなにも準備できぬまま来てしまい… )しかし女神は微笑んだ。まさかの、関西で仕事をしていたら、大阪ドームの席が前日に急遽手に入れることができ。ドームの最上階、ビスタ席からすべての演出をしかとこの目で見届けながら、Family Songと、なぜかドラえもんで泣き。アイデアではいろんな意味でまた大涙。

私は、同世代の関ジャニ∞と源さん(とハマケン氏)を、長いこと勝手に同志として見てきていつも勇気をもらっているのだけれど、SAKEROCKに初めてインタビューさせてもらった8年前からの状況の変化度を思うと、ああ自分ももっともっと、やっていいし、やらないとならんよな と奮い立たせられた。
昨年9月の関ジャニドームも今回の源さんドームもとても刺激をもらう。とてもよい節分でした。春に向けてやっていきましょうぞ という気持ちです。
この機会に巡り合え、ポップウィルスに感染できた自分は、本当にラッキーだったし、ここから名古屋や札幌、東京、福岡など行かれる方、幸福なショウをお楽しみください。そして「やっぱり行きたいな」と沸々と思っている方は各公演のリセールや、注釈付席など現在販売されていたりもするかもなので確認して、もし少しでも可能性があればとにかく観ておいて損は無いと思います。
変な話、私はこれを観て思い出したのは小沢健二による昨年の「春の空気に虹をかけ」のあのゴスペルみたいな空気感で、これを終えたら暫く源さんライブやらなくても仕方ないんじゃないか とか思ったので。

MIKIKO先生のカンパニー、イレブンプレイのダンスはほんとにかわいかったな。あれをドームで体感できるだけでも価値がある。
そしてSTUTSくんや浮雲氏が、ああしていることがしみじみ素晴らしい。

我が家では、フジロックの苗場食堂にSAKEROCKが出ていた時の素晴らしかったことが未だに話題に上るが、そういう軸がしっかりあるままに、ドームの真ん中に立って踊っている星野源という共同体に痺れた。

まあ、そういう「みんな」を引き連れてきているのは当然のことながら、源さんがこのツアー最初の2日間を終えてからオールナイトニッポンで話していたところに、一通のメールが来ていた。それは耳の聞こえないご夫婦が、源さんの京セラドームに参戦して本当にいい体験だった、ということを伝えているものなのだが、それがなんかもう、今の星野源のありようを完全にとらえきっているというか、最先端というか。もう本当に音楽だからとか、役者だから、とかじゃないいろいろなものがまざりあって、個人にそれぞれの形で表現が届く、そして連れて先へ行くということの最たる形だなと思って心から感銘を受けた。そしてまたこの伊丹十三賞の時のスピーチ全文を読み返したり「働く男」を読み返して笑ったりしていた。

そのあたりのことを、ドリフとか、クレイジーキャッツとか、マイケルジャクソンとかフランクシナトラとかなんか、いろいろなことと混ぜて書きたかったのだがなかなか軸が見つけられずにいる。

分断の先にある、懐の深いエンタテインメント。

今日まで、今週の名古屋ドーム公演のリセールも今行われているようだし、来週の札幌の注釈付き席も発売中のようだし、東京や福岡が難しい場合も、どこかでタイミングを見つけられる方は是非とも体験しておいたほうがいいんじゃないか、と思ったので急いで取り急ぎ、書きました。

”ライブを見て以降、しばらくしてからすごく踊りたくなる”という症状の話などは、また今度。


そして、とても懐かしい写真をひっぱりだしてきたのだった。

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