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海外生活でたくましくなった私 

ガマルジョバ!(こんにちは!)
ジョージアの黒海から、surf anneです🥰

海外生活で知った、日本の当たり前が当たり前ではなかった沢山のこと。

その一つがインフラの安定さです。
日本では、災害など起きない限り停電も断水もほとんど経験することがありません。

そして停電になると、ニュースや新聞で伝えられたり、
TVのニュース速報では、”現在〇〇県で△戸が停電中”
などと画面上にテロップが流れます。

災害時に情報を伝えるのは分かるとしても、
そんなに逐一伝えるほど、情報として必要なの?
と思ってしまいます。
逆に国民の不安を煽ってしまうのではないかという気もします。

なぜなら、私が今暮らしているジョージアでも
以前住んでいたトルコの地域でも、
停電は日常でのあるあるだからです。

ここジョージアに引っ越してからは特に多く、
先日は一晩に5回も停電に見舞われました。
(停電して復旧したと思ったら、また30分~1時間後にまた停電)

そのうちの1回は私がシャワーを浴びている時で、
ちょうど髪の毛をゴシゴシと洗っている最中、急に真っ暗闇に…

給湯も電気で動いているため、
温かかったシャワーはもちろん冷たい水シャワーへ切り替わりました💦
まだまだ夜は暖房が欠かせない気温なのに…

それでも、「またか…」
と、何事もなかったように暗闇で洗髪を続け、
その後いつも通りに身体も泡立ててしっかり洗う私。

うぅ…水シャワーで全身の泡を流すのか、、
とためらったのも束の間。

日本にいた頃は、冬だってサウナ後の水風呂が楽しみでサウナに通っていた私、
そのことを久しぶりに思い出し、

水シャワーなんてどうってことない!
綺麗な水が出るだけありがたいじゃないか!

と、
暗闇の中、

えいっ!

冷たい水シャワーで身体も全て洗い流しました。

サウナーの経験がまさかこんな場面で発揮されるとは(笑)

シャワーから出た後、
「どう?久しぶりにととのったんじゃない?!」と夫。

”ととのう”とはサウナー用語で、サウナ後に冷水に浸かることで発生する、体がふわっと軽く感じ、頭がクリアですっきりとした感覚になる恍惚感のような状態のこと

私:「そうだね、久しぶりにととのった~(笑)」

突然の暗闇での冷水シャワーでも、叫ぶこともなく洗い続け
こんな返しが出来るようになるなんて、

海外へ来て強くなったなぁ…私


今はこんな私でも、トルコで初めて停電に見舞われた時はさすがに驚きと不安で、
電気が消えたと同時くらいにアパート1階に入っているピラフ屋さんに急いで降りていき、
(建物全体が停電なのか確認もしたかったため)

「停電みたいだけど大丈夫なの?」
「いつ復旧するの?」
「電気会社に連絡しなくていいの?」

と聞きまくってはあたふた💦

トルコ人たちは皆慣れているようで、
「待っていればそのうち点くから大丈夫よ」
と笑顔で答えてくれていました。

ピラフ屋さんの奥さん(友人のノルタン)になんて、
「それよりヨーコ、座ってチャイでも飲まない?」
と暗い店内に誘われ、

電気が復旧するまで、
チャイと手作りお菓子をいただいたり。
ノルタン達も仕事にならないから、ちょうどいい休憩タイムの様子☕


今住んでいるジョージアのコテージでは、
日が沈みかけている時の先日の停電時、
中庭で他の住人たちが木の枝や葉っぱを集め始め、
皆で焚火を囲んで暖をとったり。

停電が起きなければ生まれなかったコミュニケーション

電気が消えたって、意外と楽しいこともあるじゃん!

と、停電に対して私が抱いていた概念が回を重ねるごとに覆されていきました。

突然暗闇になっても、今私たち夫婦の会話は、

「あ、消えた」

夫:「消えたね」

「そのうち点くね」

夫:「そうだね」

そんな感じです。

不便なことは不便だけど、
電気が点かないくらい、どうってことない。
待っていれば復旧するんだし、あくせくしても仕方ない。

それよりも、いま出来ることを探せばいい。

それって人生においても通じることがあるんじゃないのかな

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