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人材育成の意識改革 - スキルとスペックの違い

おはようございます。金曜日のナガサキです。

人材育成の話をしているとわりと思うのが、教える側の勘違いが多いということ。

その勘違いとは“自分の方ができる”という意識。

一般的に<教える側=先輩>になるので、たいていの人がその前提から入る。

“自分の方ができる”の何が勘違いなのかというと、それはスキルとスペックの違いにあります。

・スキル=経験や練習によって蓄積されていく技術
・スペック=環境に応じて元々備わっている規格や性能

“教える側=優位である”という意識が強い人はここの区別ができていない場合が多い。

つまり両方において自分の方が優れているという前提で考えてしまう。

スキルは積み重ねなので経験値に分がある場合も多いですが、スペックにおいては新世代の方が圧倒的に有利。

スーパーファミコン世代とプレイステーション4世代ならどちらのスペックが優れていると思いますか?

教える側に必要な前提意識はまずこのふたつ。

・スキルとスペックの違いを理解する
・相手の現在地を見極める

「おれの方が優れているんだからとりあえず言うこと聞け」
という残念上司になっていないか?

自分の発言や行動を常に見直しておきたいものです。


さて、神奈川もなんだか秋めいてきておいしいものシーズンが楽しみですね。
みなさまよい週末を。


~今週もありがとうございました~

過去の金曜トピック
・「居酒屋ってなんだろう? - 現代の“安かろう悪かろう”
・「人生にはわくわくを - 居酒屋という“わくわく発生プラットフォーム”
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