社会から必要とされる企業とは? - “◯◯ドリブン”の重要性
NewsPicksに『Weekly Ochiai』という動画コンテンツがあります。
<テックベンチャーをアップデートせよ>というテーマの中で、「大学発ベンチャーはなぜ失敗しやすいか?」という提議がありました。
出演していた株式会社ユーグレナのCOO・永田さんがそれについてこう話しています。
「ぼくたちがいまここに立てている理由は、めちゃくちゃ解決したい課題があるからなんです。大学発ベンチャーが陥りがちなのが、解決したい課題じゃなくていまやってることを外に出したいって人が多すぎるんですよ」
つまり、“作ったものあるから誰か買ってくれない?”ということ。
地域貢献だったり社会の役に立つというビジョンを掲げていても、多くが実は「自分たちがいまできる何か」だけに留まっている。
飲食店のお店作りという目線で見ても全く同じことが言え、多くの場面で自己中心的になりがちだなーとあらためて諭されました。
例えば、自分たちが居酒屋やりたいから居酒屋やるとか、焼鳥が得意だから焼鳥をどう売ろう?と考えることだったり、単に自分たちがしたいことやできることを中心に始めている。
自己中心の“自分ドリブン”の弊害は、自分ができることを中心に解決できる課題を探していくので、最後には「矮小化する」と永田さん。
世の中の課題からスタートする“課題ドリブン”の人は、課題を中心に「解決できる手法論にピボットしていく」ので、創造的に物事を進めることができる。
そして永田さんはこう続けます。
「課題ドリブンの人ってやっぱ、素敵なんですよね。で、(そういう人たちって)最後は“愛”なんですよ」
人間がたどり着く先は“愛”である、と。
社会から本当に必要とされる企業とは何か?
自分たちは世の中のどんな課題を解決しているのか?
異業種の話でしょ?テクノロジーの話でしょ?と遠ざけるのではなく、これは生き方の話。
そう捉えることができれば、自分の人生も世界もきっと違った見え方になるはず。
真面目トーンが醸されていますが、とは言えあまり気負い過ぎず「毎日がまな板の上の鯉みたいなもんなんだから~」ぐらいで、明るくオープンにとりあえずやってみることも課題ドリブンに近づく第一歩。
楽しくよりよく。
それではみなさま、よい週末を。
金曜日のナガサキでした。
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