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「繁盛店」ってなんだろう? - “売れるお店”と“いいお店”

お世話になっております。金曜日のナガサキです。

前回の「繁盛店とはなんでしょね?」という疑問から、今回は“売れる店”と“いい店”という二つの観点で繁盛店を考えてみました。

結論から言うと、現代の飲食業における繁盛店の実力とは「○○力」と「○○力」。

というお話です。

◆売れる店=繁盛店?

単純に売上で考えると[売れる店=繁盛店]と言えるのですが、お客さんとして考えるとそのお店の売上は分からないので、その指標はあくまで“満席感”と言えるかと思います。

行列なんてできていた日には、巷ではそれはもう分かりやすく繁盛店。
(今でいう #タピオカ がそれ)

そのため、例えば一時的なブームでだとしても、世の中的にはその瞬間は立派な繁盛店となります。
(今でいう #タピオカ がそれ)

ただ、飲食業として流行りでの満席感や行列オンリーで即「繁盛店!」としてもよいのでしょうか?

◆いい店=繁盛店?

ここで言ういい店とは、そうです、お店を出た帰り道で「いい店だったね」と誰かが言うあれです。

ではそれが繁盛店の証と言えるかというと、必ずしもそうではない気がします。
(むしろ逆の場合もあったりしませんか?)

それはいい店の判断基準が“満足感”だからなのかなーと。

満足感はお店の実力を正当に評価しているものではありますが、だからといって売れてる店と同様の満席感があるかというと、そうとは限らないというところがまた飲食業のおもしろさとも言えます。

◆本当の繁盛店とは?

さて、では本当に実力のある繁盛店とは?

察しのよきnote読者のみなさまはお気付きかと思いますが、本当の繁盛店とはその両方を兼ね備えたお店。

売れる店でしかもいい店。いい店でしかも売れる店。

世の中の実力のある繁盛店は、この両面を持ち合わせているはずです。

ここで鍵となるのが、それぞれの店づくりには必要な能力が異なるということ。

売れる店=「業態力」
いい店=「人間力」

業態力とは、時代の流れに目を向けながらどうしたらもっと売れるか?にフォーカスできる力。
言い換えればいい店を売れる店へと覚醒できる力。

人間力とは、常にお客様目線に立ちながらお店に明るいムードを生み出す力。
言い換えれば売れる店をいい店へと昇華できる力。

この二つの力は視点が違うものなので、個人としてその両方を高いレベルで持ち合わせている人は希少で、飲食業において繁盛店が1割しかないと言われる理由はここにあるのでは?と密かに感じています。

ということで、次回は業態力と人間力を身に付ける発想法について考えてみたいと思います。
(図らずも三部構成)

今日もここまで読んでいただきありがとうございます!

明日は関東は雨本降りのようですが、日曜日は晴れますように。

それではみなさま、よい週末を!

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