真っ赤なリップ


「・・・そのリップ似合ってないよ」
最後の言葉がそれだった。

 

彼が誕生日にくれたリップ。
真っ赤なリップに嫌悪感を少し抱いた。

 

「絶対似合うと思って買ったんだけど・・・お気に召しませんでした??」

 

大好きな人がくれたリップ。
つけない理由など一つもない。

 

あれからどれくらい経っただろうか。

 

彼から匂ういつもと違う香水。
スーツの袖に付いているラメ。
私のものではないピンクのリップ。

 

彼が一番嫌いな化粧
彼がくれたリップを身に纏って
彼に会いにいく。

 

赤リップの意味
あなたは知らないでしょうね。

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今回は珍しく、変わった形で書いてみました!
私の失恋話を短文で表現してみました!
ポエムっぽくて性に合わないんですが
共感してくれる人がいたら嬉しいなぁ・・・

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