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マンモス展に行きたいと言わなかった理由

ぼくらが旅に出る理由みたいになっているけど。

どこか行きたいところある?と聞かれて、特にないけどなんて、そっけなく答えたけど本当はマンモス展に行きたかった。

言葉を口にしたり、文字にしたり、noteにしたり、そんな時に考えるのは、特定のあの人だったり、顔は見た事あるけど名前は知らない人たちだったり、顔も名前も知らないけれどスキと背中を押してくれる優しい人たちのことだったり。

今日は早いですね。帰りの電車を待つホームで声をかけられて、あ〜ぁとなる。
お疲れさまです。電車の中でキングダムを読むのを楽しみにしてたのに。
沈黙が気になる距離感の人だから、天気とか血液型とか好きな食べ物とか、とりとめもない話で、なんとか最寄りの駅まで。近くに住んでいたことも、同じ年齢だったことも、甘くない卵焼きが好きなことも知らなかった。

気を使って話をするのは、とても窮屈で面倒だけど、考える時間は距離感だから、大切にしないとなぁとも思う。

仕事で知り合った人で、5年前から夏になると旅行先から絵ハガキをくれる人がいて、なんで絵ハガキなの?と聞くとメールとかLINEは返信しないと気になるでしょ、だって。
彼との距離感はとても気持ちがいいけど、ときどきセクスィーな絵ハガキを送ってくるのは、嬉しいから、やめてほしい。

関係の距離をすぐに縮められる人のことを羨ましく思うけど、時間をかけて少しづつ距離を縮めていく方が自分には合っていると思ってて。

マンモス展に行きたいと言わなかった理由は、
あの人は行きたくなくても、きっと「いいねぇ、行こうよ」と言うなぁと思ったから。

無理して作った関係は、そのまま生きづらさになったり。

あの人とではないけど、平日に休みをとって、マンモス展に行こうと思ってます。
ゆっくり観れたらいいなぁ。

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