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【1分でわかるコストカット手法】海外OEMによるマシニングセンターの低価格化の仕組み

こんばんは。

 今回は簡単にわかるコストカット手法の実例を展開したいと思います。
 その題材は、製造業においては高価格帯設備の代名詞、マシニングセンターです。

 マシニングセンターは、多くの場合価格が2,000万円からスタートする為、新規に導入する業界は中々手が出しづらいものになっています。
 しかし、その中にも加工精度は変わらないのに、何故か価格が1,000万円を切っているマシニングセンターも存在します。

 このマシニングセンターの低価格の秘密は大きく分けて3つあります。

1.大量生産による単価の切り下げ
2.新興国へのOEMによる製造コストの切り下げ
3.対象製品をニッチにすることによる部品の適切なスペックダウン
 このブログでは2を説明したいと思います。

  新興国へのOEM製造は他事業でもよく行う手段です。
 マシニングセンターの場合はキタムラ機械や松浦機械が有名だと思います。

 人件費の安い中国や台湾などで製造すれば製造価格が安くなることは明白です。
 しかし、多くのエコノミストが指摘するように近年中国も人件費が高騰し、日本の人件費とさほど変わらないようになりました。

 では、なぜいまだに製造業は製造拠点を中国などにおいて安価な製品を供給することができているのか。
 私も、この謎を解くことが中々できませんでした。
 しかし、この動画を見てその謎が解消しました。

  この動画では、コンテナ物語という書籍の紹介がメインですが、この動画の核心は、コンテナ船による海外からの一括運送のほうが国内の陸送よりも運送コストが安い点にあります。
 この輸送コストの差こそが現在の海外のOEMの肝になっていたのです。

 私も、この動画を見て今まで工場の生産コストばかりに目を向けていましたが、ロジスティクスを含めた全体設計が製品コスト改善につながることを再認識することができました。

 このnoteでは、生産技術の仕事で感じた疑問の深堀、プライベートで得たお金の知識などを展開できればと考えています。

 このコストカット事例では、生産技術者である私が業務内、プライベートなどで知りえたコストダウン手法・戦略を展開させていただいています。

 資料は無料のマガジンとしてまとめていますので手に取っていただけると嬉しいです。


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