外観

そもそも、何故民泊を始めようと思ったか?

そもそも、何故民泊事業を始めようと思ったか?
民泊すさのわ 

島根県出雲市には『須佐神社』という神社界では結構有名な神社がある。
スサノオを御霊を祀っているのは、この神社だけ。スサノオ自身がこの土地を気に入って自らの名前を付けた場所。スサノオ終焉の地とも言われている。
その須佐神社の鳥居の斜め前に「民泊すさのわ」は位置している。
MAP
この家は元々普通の民家で僕の嫁さんのおばあちゃんが長年ひとりで暮らしていた。嫁さんも独身時代はよくおばあちゃんに会いにここに来ていたらしくお気に入りの場所だったようだ。約5年前そのおばあちゃんが亡くなり、空き家となっていた。その間親族で家を管理し、たまに集まって泊まる場所として使っていたようだ。僕も結婚してからその仲間に入り、何度か泊まったこともあった。

そして、昨年末くらいにこの家を今後どうしようかという話になったようだ。中心で管理していた親族は遠方に住んでいる。
そこで僕たち夫婦にこの家を利用して何かしないかという話が来た。嫁さんにとってはこの場所はとてもお気に入りの場所。僕はこの土地の神話が好きで須佐神社のことをもっと知りたいと思っていた。そしてこの場所の観光地としての可能性にまだまだ期待を感じていた。ここで何かしたい!!
そこで、迷わず利用させてくださいとお願いし、手始めに民泊事業を始めることになった。思いついた当時は「ゲストハウスをやるぞ!」ってよく口に出して言っていたけど、今、ゲストハウスというとオシャレな建物、内装とかのイメージが先行する。民泊宿もゲストハウスも意味はほぼ同じだけど、すさのわは何の改装もしていないただの民家(特に古民家でもない)なので、あまりゲストハウスという名称は使わないことにした。

それから、まず始めたのは家やその周りの掃除。庭の草は生え放題。植木も伸び放題。僕ら夫婦に加え、両家の両親も一緒になって、大掃除、庭の手入れ等を行った。休みの日にはここに来て少しずつ場所を整えていった。
この家のすぐ隣に天照大神を祀った社もあるので、この場所を整えるとなんだか神社を綺麗にしているような感覚になる。とても清々しい。

まだまだ、裏庭は手入れが不十分で樹の剪定や草刈りが必要だが、今後そこも整えて、子供が遊べたり、バーベキューが出来るようなスペースにしていきたい。

そんなきっかけで民泊事業をすることになった。昨年6月に住宅宿泊事業法(民泊新法)が出来て、民泊も二種類の形態に分けられた。そのうちどちらで申請をするのか等、県の窓口に相談したり、すでにゲストハウスをしている人に相談したりいろいろ勉強をしながら進めてきた。色々判断に迷ったり、出来ること、出来ないことはあるけど、確実なのは僕らの夢が詰まった場所であるということ。

これからはじまる、ここでの物語に期待してワクワクしている!