家族写真

第一子が生まれてから、11月22日の結婚記念日に家族写真を撮ることを決めた。
ちょうど、その頃行っていた美容師さんが子供が生まれて、毎年同じ写真館で写真を撮り続けるつもりだと話され、それはいいなと真似をした。

今年で8枚目になる家族写真。

その後第二子も誕生して、四人の家族写真となった。
その間、七五三写真などもあったので、撮る時期がずれたりはしているけど一年に一度の家族行事となっている。

今年は12月12日に家族写真を撮った。

過去の7枚を見返すと、子供たちの成長した姿を振り返ることになる。
小さくてよちよち歩きだった子供たちがだんだん大きくなっていく。

今はスマホを持ち歩くから、写真なんていつでも撮れるし珍しくはない。
でも昔から各地域には写真館があって、何かの記念日、節目には写真を撮るという習慣はあった。
写真館で、みんなで揃って写真を撮ってもらうという行事はやっぱり普段とは違う雰囲気がして、いいものだ。
一年一年の子供の成長を確認できる機会にもなる。

僕の母は写真をみるのが好きな人だ。
子供の頃、母がアルバムに入った写真を何度も何度も見返していた記憶がある。
それはなんてことないスナップ写真だったけど、何度も見ていた。

親になってみて、何となくその気持ちが分かるようになった。
子供たちの姿はもう二度と会えない、あの頃の子供たち。
一年で驚くほど成長し、どんどん大きくなる。
あんな頃があったなとついつい浸ってしまう。
もう二度と会えないあの頃の子供たち。
写真の中では、あの頃のままで止まっている。

今年もまた一枚家族写真が増える。
末広がりの八、8枚目。
これが一体何枚まで続くのか分からないけど、子供たちが付き合ってくれるまで続くといいなと思っている、家族行事。

そろそろ写真が出来上がるころ。

どんな写真に出来上がっているか、楽しみだ。