ゆとりのはなし

うちのゴミ捨て場(ゴミ収集場所)は近所の方々と共有です。

僕の家、平屋住まいのお隣さん、ワンルームマンションに住む学生、通りすがりのサラリーマンどもがゴミを捨ててきます。

共用で利用するから分別されていないゴミが混ざると収集されずに残ります。放置されればされるほどゴミは溜まっていき、いつの間にか不法投棄が行われます。

「ゴミ溜めだから捨てていいか」

という思考になるのでしょう。人間て不思議です。
バーベキュー後の河川に出来たゴミ溜めがいつの間にゴミ捨て場となっている現象がアレです。

なので、ゴミ捨て場は常にクリーンを保たなくてはならないのです。
そう、誰かがやらなくちゃならないのです。


はい、ゴミ清掃担当すしぱくです。こんにちは。


分別されていないゴミをせっせこかき集めては分別の日に出すという作業をしております。ぶっちゃけると、綺麗好きというのではなく、バイクの駐車場の横がゴミ捨て場なので散らかっていると腹が立つだけなんですけどね。

燃えないゴミの日に生ごみを出されたりすると、そりゃもうカラスの大群が晩餐を始めてかゆうま状態です。時たま生理用品とか混ざっていると路上は大変な惨事になります。

まぁ、それくらいなら片付ければ済むのでいいんですけど、夏なんてゴキブリが大量に湧きます。そしてとてつもない腐敗臭がしてまじカオスです。出社前に掃除すると「こいつ洗ってない犬の匂いがする」とか言われます。精神的にもきついです。


んでね、その元凶はお隣のワンルームマンションに住む学生どもでして、あいつらゆとりは分別というものを知りません。中にはやっている意識の高い学生もいるかと思うんですけども、ほとんどやりません。

この怒りをワンルームマンションの管理会社に伝えて数十回、もう毎年入れ替わる学生どもには効力は薄く、ゴミ捨て場を管理する横浜県の職員に連絡しても「貼り紙しておきやしたー」というThe公務員の対応です。

朝出勤して、ゴミ捨て場に粗大ごみシールの貼られていないベッドが捨ててあった時は殺意を覚えましたね。もう、犯人を見つけ出し開胯から、右端脚につなげて、八門開打後、素早く鉄山靠を決めてやりたくなります。 全ての部屋に「ベッド捨てました?」っと聞きに走ったのですが全員「しらねーよ」の始末。\(^o^)/

何だか、ぱくたそで不正利用を指摘したら逆ギレされた気分によく似てます。何とも言えない敗北感です。

んでね、そんなゆとりの学生どもの一人が引っ越しか何かで大量のゴミを分別せずに出していきやがりまして、いつものようにゴミ捨て場を片付けていたらですね。

「素人娘、お貸しします。」
「エスカレートするドしろーと娘」


などの大量のAVが捨ててあるんですよ。


「これはwww」

おっさん朝から大興奮です。ほとんど企画物だったからではありません。

なんと驚くことに、それらと一緒に携帯電話の領収書や学校のテスト、論文らしい原稿用紙、が一緒になって捨てられていたんですよ。



田中太郎(仮) 



ってね。

もうね、不法投棄するなら完全犯罪レベルでやれよ。このゆとりやばいw。絶対小数点3以下は習ってないわ。っとゲラゲラ笑いながら、不法投棄した田中太郎くんに直電いたします。


つーつー、、ガチャ。



す「もしもし、田中くん?」




田「だれ?おまえ」



す「田中くんさ、昨日ゴミ捨て場にAV捨てたかな?」




田「はっ、?捨ててねーよ」




す「そうなんだ・・・それじゃここに捨てられている物は、もしかしたら田中くんから盗んだ物かもしれないので、犯罪の可能性もあるから今すぐ警察に通報して対処してもらうようにしますね。ご迷惑をおかけしました。」




田「すす、、すみません。僕が捨てました。」


す「こら、てめぇ、●●すぞ、リアルに●やすぞボケ。」


田「すぐに取りに行きます。警察は勘弁してください。ほんと勘弁してください」




す「15分以内に来いよ。」




っという、やりとりを行いまして、「田中早く来ないかなー」っとワクワクしながらゴミ捨て場で待ってたんですよ。


10分くらい。そしたらね。自転車に乗った年配のおばさんがこっちに向かってくるじゃないですか。



す「何ですか?」

おばさん「田中の母です」




(‘A’)!!




AVの回収に親が来た!くっそwww (゚∀゚)

ゆとりやべぇwww、すしぱく大歓喜。コロンビア。



まぁ、本人がすぐに行けないからしぶしぶ親に頼んだのかもしれないかー とか思いながらも、息子のアダルトビデオを自転車に積んでいるお母さんの姿を見てると何だか悲しくなってきます。

んで、全てを積み込むと、田中母はこちらを振り返り 

「本当にごめんなさい。本当にごめんなさい。」

と連呼しながら息子のために重たくなった自転車を手で押して歩き始めます。僕はその小さく丸くなった後ろ姿を見て、自分の親だったらどんなに悲しい事かと思いふけっていたら、隣のゴミ捨て場にAV捨てはじめてクソワロタ。お母さんそっちもだめだから。



まぁ、全部うそなんですけどね。(^ν^)


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