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走ったり、歩いたりの、ちょうどいい感じで楽しむ山登り。

近所の山はちょくちょく一人で気分転換に登っていたが、久しぶりに時間をかけて「のんびりと歩いたり、走ったりでの山へ行く」計画を仲間(妻の友人)が立てたので相乗りする。
ガチ走りや苦しい過酷なコースを避け(一部あるが)、ゆるく楽しむことを優先に地元の箱根周辺の山をチョイスしてもらう。
もちろん参加者全員、最優先はアフターの飲み、いうことであるから、小田原駅が起点となる。
まずは小田原駅大雄山線で大雄山へ。

GWの朝8時台の大雄山線下りはガラガラ
地名が男臭さを感じるのは私だけか?
金太郎のふる里、南足柄

大雄山線の終点大雄山に到着すると、まずは最乗寺を目指して坂歩き。
この時点(8:00ぐらい)では空もすっきりして、大雄山線沿いから富士山も見えていた。(写真には写っていない)

富士山は見えない(方向も違うし、ここからは見えない)
至る所に金太郎がいる

南足柄市ではゴミのネットがロール収納式。これは便利&美化に効果的じゃん!と感じたので思わず写真で記録する。(←仕事柄、どうしてもここに目がいく)

収納箱がある
ゴミが収集されたらレバーでネットを撒く(と思う)

さて最乗寺はとても広く、最初の入口から本堂までが非常に長い。
門通過後は、「天狗の小道」(ここからシンボルは金太郎ではなく天狗に変わる)を歩きながら、あれこれ談笑。
それでも緩やかな階段が多いので、気を抜くと歩幅がバラバラになり足にとんでもなく疲労がたまる。
だから歩幅とリズムをきちんと考えながら歩かないといけない。

最初の門(最乗寺の入口)
ここを通って天狗の小道へ
天狗の小道
一歩一歩どうしても大股か、小股になってしまう緩やかな階段
本堂手前

1時間ぐらいで本堂到着。
そして最乗寺といえば、これ。

大下駄(世界最大)

世界最大の下駄(海外にも下駄があるか、どうかは不明)。
圧倒的な迫力とSNS映えを狙って、思わず履きたくなるが、そんなことは「厳禁」だったのでやむなく諦める。
本堂内はとにかく下駄だらけ。
そんな本堂から、いよいよ登りが始まる。
のだが、山に入る前に最乗寺最大の階段が登場。

階段の長さに唖然とする妻
何段あったのか?数えたのだが忘れてしまった

階段登りでは必然的に会話もなくなり各自、下を向き無口になる。
最乗寺では下駄よりもこの階段に圧倒された感も否めず、とにかく乳酸を溜めまくる時間となった。
だが先は長いので休まず行動。
ここからは森林浴的なトレイルがほとんどとなり、今日のコンセプトである、歩いたり、走ったり、楽しくで、最初の目的地の明神ヶ岳へ向かう。
斜面自体は初級〜中級ぐらいの印象。(上級がわからないが)
また土面自体も前日からの晴天でほぼ乾燥。
「これが、雨だったら大変だったね・・・」とお決まりのフレーズの会話で高気圧の空に感謝。

花粉症にならなければいいのだが
雨の日は泥だらけになる(と思う)

途中すれ違うハイカーも数組。
事前に「山に入ったら少し混雑するかもね」の予想に反して、静かな山を満喫しながら明神ヶ岳に到着。
ここまで大雄山駅から3時間弱ぐらい。
明神ヶ岳山頂はハイカーも多くちょうどランチタイムで意外と混んでいた。
背後に控えめにカップラーメンを食べてる山ガールも映る。

山ガールはカップラーメンを食べていた

山頂で小休憩をして、ここからは明星ヶ岳を目指してゆっくり山下りラン。

ゴルフコースのようなコース

箱根湯本方面への下山ルートはかなり斜度があるので下りとはいえ気が抜けない。
とはいえ気持ちのいいコースなので、最乗寺の大階段と違って会話も弾む。
明神ヶ岳からは数十分の明星ヶ岳は「山頂」という形ではなくプレートがあるだけで、その主張が遠慮がち。
ネーミングも似ているので、どうしても明神ヶ岳の影に隠れる脇役か?と感じるのは私だけか。
それでも神様を祀っているあたりはさすがに箱根の山の歴史と風格を感じる。
当然手を合わせて下山の無事を祈る。

プレートがないとわからない明星ヶ岳

そのまま箱根湯本駅を目指す途中に、民間(だと思う)の椿園が登場。
時期ではないので華やかではなかったのだが、一本一本、個人の名前をつけて椿が植えられているコーナーがあり、偶然あの人の椿を発見。(というか一番目立っている場所にあったが)
TVでのコメントによると「大の富士山好き」。
なので、これは本当に本人が来て植えたのかも・・・という淡く微妙な親近感が沸く。

箱根湯本駅に下山した途端に山の心地よい空気が少なくなり、湿気を感じる。
普段は外国人観光客だらけの景観なのだが、今日は予想外に日本人も多い。
個人的には1ドル160円を記録した円高のニュースをひととき忘れる安堵感。

和を感じる書体でジャパンアピール

そして湯本からは小田急線で小田原駅に移動。
いよいよ銭湯→生ビールか!と思いきや、利用予定の銭湯に不幸があったようで痛恨の休業中。
「とにかく汗を流したいよ!(流してから呑みたい)」という暗黙のルールにより全員で「風呂@小田原」探し。
あれこれググった結果、小田原が誇る人気温泉「万葉の湯」という手段もあったのだが、コスパ優先で駅近のシャワー施設に決定。
とはいってもランステがない小田原駅周辺では選択肢が少なく、全員一致で駅前のここへ移動。

「この手があったか!」と自画自賛しつつ、初めての利用なのでとにかく戸惑いながら、そして常連客(っぽい慣れた人)の多さと、いろんな意味での充実度に驚きながら、オープンスペース2部屋を2名+3名で、そしてシャワー付きで利用。
結果的に、おひとり様800円という金額は都心のランステとほぼ同額程度か。
汗を流せた、という至福感も得られ、いよいよ本日のメインへ。
ネットカフェの感動の余韻に浸りつつ、迷わず駅近・安の居酒屋の隣の店で乾杯。

全品298円がウリのてらけん
ホッピーのナカの氷が多い店が多いぜ!と感じるのは私だけか?

下山後は生ビールで!といいつつ、私はホッピーで乾杯。
「全品298円」(正確には一部を除き)という庶民の味方的な謳い文句があるだけに、「高くもなく、安くもなく、ちょうどいい感じ」の精算金額。
5人であれやこれや居酒屋メニューを満喫。
そうなると二次会は嗜好を変えたくなり、これまたお財布にやさしいファミレスへ。
てらけん本家に負けず、庶民的単価のつまみで呑みながら宴はもちろん、てっぺん付近まで続いた。

小田原の夜の映えるシンボルマーク
このあたりから撮影も雑になる
アイフォン15で撮影した餃子

そして最後は、「次回は御殿場ルートで富士山へ登るぞ!」の合言葉で締めて、ゆるくて楽しい1日が終わった。

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