車が怖い。フォルムが怖い。最近の乗用車の面構えが怖ろしい。みんな、目が吊り上がってる。フロントが牙をむいてるようなワンボックスが我が物顔。なんであんなデザインばかりになってしまったんだろう。あんなのが流行り出してから、煽り運転なんてのが話題になってきたような感じがする（報道だけだけど）。クルマってのは、もっとかわいらしいもんだった。スバルしかり、ワーゲンしかり。ミニクーパーなんか、今でも可愛くておしゃれ。ダイハツのベルリナなんて、とっても愛嬌のあるクルマだった。昔、スズキのカプチーノに乗っていた。あんなクルマはもう、どこも作らないだろうっていうすぐれものだった。軽なのにターボ。おまけに２人乗りのオープンカー。エンジンの拭きあがりがすこぶる良くて、雨の日なんか、後輪が元気過ぎてお尻を振っちゃったりする。手放す前に、ディラーから「もうこんなクルマ出ないから、もったいないよ」って言われたのを覚えてる。けっきょく、某大手中古車販売店に買いたたかれて、売ったお金で、大画面テレビを買った。それも今は昔。それ以来、クルマは運転していない。ずっとゴールド免許だ。