オチはシュールに☆7月のResident President  (BBC アフリカ)


7月のAfrica Todayは、17日と31日でした。

今回も、毒のある情報提供を行ってくれました☆

まずは7月17日から。(公開の期日が短いようなので、URLは記載しないようにします。6月のも聞けなくなってました・・もっと長くしてくれたらいいのになー。)

場面はOlushambles(オールシャンブル)があるボールをFigleaf(フィグリーフ)に、「これは特別なんだ」ともったいぶって見せる所から始まります。「フットボール用でしょ?だから?」と言うFigleafへ、更にある写真を見せるOlushambles・・そこには彼と当時FIFAの会長であったゼップ・ブラッター氏が写っています。「去年撮ったんだ!」とブラッター氏との思い出を語っていると、「彼、辞任したわよね」と告げるFigleaf・・「辞職は戦略だ」「ブラッターは20年FIFAに君臨した、次の20年もそうなる」と必死になるOlushamblesですが・・「いや、待てよ。会長に適任なのは、他にもいるな」とニヤリ。Figleafが呆れながらも「・・自分だ、と思ってるでしょ?」というと、彼は「その通り!」と得意満面、何故か「ゴォォーーーーーーーー」と叫び始め、「ーーーーーーーーォォーーォォル、グォホグォホッ」と咳き込む始末。「馬鹿じゃないの!?」と突っ込むかと思ったFigleafが「だ、大丈夫?」と意外に優しい言葉をかけて、終わりました(笑)

そして7月31日。

その前の週は、オバマ大統領がケニアに訪問し、話題になっていましたので、それについてでした。

まずは旅行鞄をいくつ持って行くかの話をして、オバマ大統領のケニア訪問時に、どれほどの荷物と人が動いたかを語るOlushambles。彼曰く、何百というシークレットサービスがホテルや道路を調べ、ケニアでも警察の半分がナイロビで警護にあたることに。その費用は1日200万かかるそうで、「なんて勿体ない!オバマ大統領は家にいて、お金だけ送ってくれればいいのに」とか言っちゃうFigleaf(笑) Olushamblesはえらそうに「面と向かって、話すことに意味があるんだ!」と言いつつも、「オバマ大統領とアフリカ諸国のリーダー達は、たくさんのことについて話をした、人権とか同性愛とか説明責任とか以外はな!」と付け加える。。。

オバマ大統領が演説で使った”Africa is on the move(アフリカは発展している)”のフレーズに、「”African are on the move” (アフリカ人もそうよ)」と言うFigleaf。Olushamblesが「アフリカ人も発展してるってことか?」と尋ねると、彼女は「”African are on the move, OUT of Africa!” (アフリカ人はアフリカから出て行ってる、ってことよ)」と皮肉を込めて言い放ち、終わったのでした。

なるほど、こう来たか、と唸ってしまう私。

頭に浮かんだのは、アフリカの難民急増でした。

危険から逃れて・富める生活を求めて・・様々な理由から、地中海を渡ってヨーロッパへ行こうとしたアフリカ人が、数百人単位で転覆して亡くなるニュースを何回も見ると、何というか圧倒されてしまいます。

今年6月のクローズアップ現代でも「“地中海難民” ~EU揺るがす人道危機~」が取り上げられていました。欧州を目指す密航者は「今年はこれまでにおよそ2000人が命を落としたと見られ、国際社会に衝撃が広がった。去年1年間に17万人の難民が到着したイタリアでは受け入れ態勢が限界を超え、これ以上の難民の受け入れに反対する抗議デモも相次いでいる。」そう。

番組で仲介業者がコメントをしていて「通常50人乗りの船に500人載せてる。一人2000ドルかかるのが普通だが難民たちは払えないから、500ドルで運ぶ業者が出て来たんだ」と言っていました。お金をもらって船に乗せたら、後の安全性は無視。儲かる、と言っていて、薄ら寒くなりました。

「アフリカは発展している!」・・・確かにそういう面はあるけれど、無視されている課題もたくさん。それをリーダー達は考えているのか?

・・Figleafの皮肉な口調から、そういった思いを感じたのでした。