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子から父への宿題Vol.1

我が子とのやり取りの中で気づかされたことが多くありました。子育ては、子の成長を見守ると共に、親も子から成長させて貰っているという貴重な経験であるということに気づかされる日々。明確に見えるものではないが、子から与えられた宿題を回答するために奮闘中です。我が子とのやりとりから得た気づきや、感じたことをツラツラと書き残していきたいと思います。(子/1歳2か月 父/31歳)

生き抜くことを考えよ!

我が子のみならず、赤ちゃんは一日のほとんどを泣くことに専念している。赤ちゃんによって、多少個人差があると思うが、赤ちゃんの一日の予定は、泣く、寝る、飲むだ。我が子もそうだった。とてもシンプルで分かりやすい。

事前の情報収集によって、赤ちゃんが泣くのは当たり前、どんなに泣いても何の心配もないと心の準備は出来ていた。しかし、泣きすぎてひきつけを起こしたときはさすがに焦ってしまった。「そこまで泣かなくていいだろう」「これはさすがに泣きすぎだろう」「何が原因なのか?」限界突破してしまった我が子を見て、焦ることしか出来ない自分が情けなくなった。何か起こった時の対応策はある程度知っておいたほうがいいと痛感した。

このまま意識が戻らなくなったらと思うと、全身の穴という穴から汗が噴き出してきた。これは、人間が本当に焦った時にでる生理現象なのかもしれない。この経験から、ヒトが本当に焦っているかどうか見極めたいときは、汗の量を確認すればよいことを学んだ。この時の汗の量は、高校の夏の草津合宿で永遠走らされたときよりも多かったかもしれない。

かかりつけの小児科の先生に確認すると、「赤ちゃんは泣くのが仕事」なので、泣くのが当然ということ。泣きすぎてひきつけを起こす赤ちゃんもいることがある。この話を聞いて少し安心した。ただ、ひきつけを起こす前に、泣き止ませたほうがいいとご指導いただいた。もし、ひきつけを起こした場合は、慌てずに息を吹きかけて意識を戻らせるようにとのことだった。

その後、数回ひきつけを起こすことがあったが、慌てることなく何とか対応することができた。最近は、相変わらず激しく泣くことに変わりはないが、ひきつけを起こすことは無くなった。いつか、話が出来るようになったら、なぜひきつけを起こすほど泣いたのか聞いてみたい。

赤ちゃんが泣く理由は様々あると思う。お腹が減った、暑い、寒い、眠い、うるさい、等々あげれば切りがない。自分が生き抜くために泣くのだ。赤ちゃんは、自分の意思を言葉で表現出来ないから、泣いて訴えているのである。赤ちゃんの場合はそれでいい。それが、生きるために必要なことだから。生き抜くスキルなのである。ギャンギャン泣く我が子をみて、生き抜くということについて少し考えさせられた。この厳しいと言われている社会を真剣に生き抜こうと思ったら、大人も赤ちゃんに負けないくらい強い意思表明が必要なのではないだろうか。


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